【読書】毎週末の新聞書評ページはお財布に悪い
土曜日の朝は、
コメダで、朝日、日経、東京の
3紙の書評ページを読むのが
毎週の楽しみであり、
私のささやかな決まりです。
そうして、日曜日は
読売新聞の書評ページを
読むのがこれまた決まりです。
書評ページは実に楽しい。
当たり前だけど、
読者が読みたくなるように
紙面作りがされているからですね。
それに、
仮にそこで取り上げられている本を
実際には読まなくても、
その本で書かれている
古代史や現代書家や戦前作家について
また、金魚の歴史についてなどなど、
サミングアップを読めるのです。
買う・買わないに関わらず、
それは十分に面白い。
でも、やはり
朝日、読売、日経、東京、
4紙もの書評を読んでいたら、
中には1冊くらいは、
読みくなるのが必定でしょう。
実際、そのために書評スタッフは
紙面作りをしているのでしょうし(笑)。
でも、こうも思うんです。
毎週、毎週、
新しい本について、
新しい情報を得なくても、
例えば、雑な言い方ですが、
20世紀以内に出た本を
図書館でブラブラ読むだけでも
十分に楽しいですよね。十分面白い。
あるいは、
もっと言ってしまえば、
19世紀までに刊行された
古い本だけに絞って読書生活をしても
十分に楽しい読書ができる。
書評なんか読まなくても
いいじゃないか?と。
知り合いで、趣味では
古代ギリシャの本しか読まない、
という新聞記者がいます。
しかも、ギリシャ語で読んでいるという。
さすがにそれは私には無理だけど、
20世紀までに刊行された本に限り
読書する、という区切りを
自分に設けても悪くない。
でも、です。
でも、20世紀までの本に限るなら、
フェミニズムやLGBTに関して
まだまだ未発達な本ばかりに
なってしまうでしょうね。
男尊女卑な価値観に裏付けされた
本ばかりになるでしょうね。
となると、
やはり、新しい本は
大事になってくる、ということか。
最近に出た本は
最新の価値観や思想に
アップデートされているから。
図書館だけでは、
価値観が偏るから心もとない。
最新刊だけでは
中身が深いかどうかわからないから
心もとない。
両方あってこそ、
いいのかもしれませんね。
それにしても、
毎週末の新聞の書評ページは
なんと罪深いことよ。
あ、昔は新聞に加えて、
雑誌の書評ページも欠かさず
読んでいました。
次々と読みたい本が貯まるのは
心とお財布に良くない良くない(笑)。
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