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本の命、本の謎、本の運命?

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本にまつわる謎、本の運命、本好きの宿命、本好きの責任などなど。
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2022年2月の記事一覧

【本作り】本を出す人も、みな作家になりたい訳ではない。

リリー・フランキーの自叙伝 『東京タワー ~オカンとボクと、 時々オトン~』は ベストセラ…

【誤読・精読】人は村上春樹作品をどれくらい正確に理解できているの?

村上春樹を母語として、 (おそらく)ニュアンスの機微まで 正確に読める時代に生きたのは、 幸…

【西村賢太】追悼フェアは展開されるか?出版社の良心が問われてる?

西村賢太さんが、2月5日、他界した。 このことで気になることがあります。 書店の世界でど…

【恐怖】ホラーの帝王キングを生みだしたのはホラーの超人ラヴクラフト

この30年間に観た映画から、 スティーブン・キング原作を 省いたら、 数も名作も一気に減りま…

万引は殺人?作家・井上ひさしは薪割りで許された?

大好きな作家、井上ひさしが、 『ふふふ』(講談社文庫)という エッセイ集で、 小学時代、田舎…

【本のニュース】昭和の女性作家もまだ色褪せてない!

最近、書店で、有吉佐和子の 文庫『非色』をよく目にします。 なにか誰かにテレビで 取り上げ…

【添削】担当編集者の赤字と、校正者の赤字は、全然ちがうもの?

赤字について。 今まで何度か、私は 「編集者の赤字」という言葉を 使って来ました。 それが誤解を生んでいないか、 いや、きっと生んでいる! それに気づいてしまいました。 字送り、行送り、漢字の訂正、などは 校正者や編集長からの赤字です。 でも、編集者が作者に入れる赤字は それらとはまた全然違います。 ではどんな赤字を編集者は入れるのか。 たとえば、 ドキドキする導入にするためにも、 冒頭10pは、まどろこしいので ばっさりトルツメにしませんか? 過去への回想が今は1

【本作り】出版社で、本を出す決定権はどこにあるの?

会社の廊下に近刊ポスターが 貼られているのはいい。 ただ、時々ですが、 へ?ふぁ?え?何?…