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【本作り】出版社で、本を出す決定権はどこにあるの?

会社の廊下に近刊ポスターが
貼られているのはいい。

ただ、時々ですが、
へ?ふぁ?え?何?これ?
誰の企画?誰がやるの???
……そんな疑問で立ち止まることが
たまにあります。

小さな規模の出版社あるある?

大抵は、私があまりに
関心がない分野の本で、
まるでスルーしてる場合。

あるいは、時には、
取締役レベルのパワーが
後ろで働いているケース。
役員の指令を受けた編集が
モリモリがんばってだす。

編集会議にも、
販売部会議にも、
かけられていないまま、
粛々と出されていく…。

そんな仕事には
あれこれ役員を質問攻めに
しそうな私のところには
回ってこなかった。

ところで、なぜこんな
出版社の恥部、ブラック体質の
話をしたかといいますと、、、

今からプレゼン資料も揃え、
仮の目次や第一章の見本まで
ばっちり準備して、
さあこれから出版社に
持ち込みに行くぞ!
という方には、
役員のパワーで本が出るのは、
許せなくないですか。
不条理じゃないですか?

腹が立ちますよね?
私も同感です。

でも、まあ、
大規模な出版社でも、
作家に泣きつかれて
無理矢理に本が出されてます。

なんだかなあ。。。

でも、役員のパワーで出るか、
持ち込みのパワーで出るか、
持ち込んだ人の熱意(パワー)で出るか、
ぜんぶ、パワーなんですよね。

もちこまれた企画に
ある編集さんが気に入り、
食いついてくれれば、
あとは、社内での
編集会議や販売会議は
その編集者が、
持ち込んだ人のため、
必死に役員たちを丸めて、
販売部の人たちも丸めこんで
くれるにちがいない、、、
そう信じて待つより他は
ありません。

そこで、まだ編集さんを
そんなにトリコにしてないなら、
その編集さんは
社内会議などのヤマ場を
乗り越えていけないかもしれない?

企画を持ち込むということは、
パートナーになる編集者を
トリコにすることでもあります。

決定権やプロセスは、
ハッキリしてるようで、
実はめちゃくちゃ
泥臭いところがあります。

スマートではありません。
それだからこそ出せたりもするから、
悪いとは一概には言えません。

肝心なのは、パワーです。
人間的な魅力、というパワー。

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