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とある"事業開発セールス"による音声配信の記録 音声配信300回記念 営業×音声

平凡な日常

家を出るギリギリに起きて、会社に向かう。

仕事を終えたら、夜遅くまで飲んで帰る。
Twitterでアウトプットしたり、たまにはnoteを書いてみたり。
それなりに楽しく過ごしていた。そんな日常だった。

1年と少し前、Voicyのパーソナリティに応募してみた。当時の僕はTwitterのフォロワーが1,000人もいなかった気がする。
「無理だろうな」と思っていた。

でも、万が一パーソナリティになれたら、
平日は毎朝配信すると決めていた。


急変したライフスタイル

奇跡的に審査を通過し、パーソナリティになることができた。
"スタートアップ営業ラジオ" という番組名で配信を開始した。
「これからずっと平日毎朝、配信するのかぁ」と気が重かったのも事実だ。

そんなこんなで配信をはじめ、あれよあれよという間になんと今日で "300回目" の放送になる。

僕のライフスタイルは激変した。
なんてったって、平日毎朝の配信がある。生活の軸は音声配信になった。試行錯誤を繰り返し、今は朝早く起きて収録して、そのまま配信している。

夜は早く寝て、朝は早く起きることが出来るようになった。


300回音声配信して分かってきたこと

そんなわけで...

今回のnoteは "事業開発セールス "として300回音声配信して分かってきたことを書いてみる。

結果、音声だけではなく、あらゆるタイプの発信における大切なことが分かってきた。


コンバージョンはしない

もしかしたら、あなたの "ファン作り" や "仲間作り" には少し役立つかもしれない。でも、短期的なコンバージョンの役には立たないと思う。
(立てる気もないw)

一言で結論を言うと、

「自分のフィルターで "好きなもの "や "好きな考え方 "を語り、世界を広げようよ」ということ。

まずは300回の配信を積み重ねて感じてきたことをー。


まず、僕は音声配信を愛している

音声は簡単に配信できる。推敲があまりいらない。むしろ、ない方がいい。カッチリ決まった台本を読むより、ノリで一気に話した方が評判が良い。


僕は、短いサイクルでPDCAを回したいので、いちいちカチッと論理構成をまとめてられない。すぐ次の挑戦や行動に移りたい。でもログは残したい。


そんな自分にとって音声配信は最高である。
成功も失敗も含めた "回転数" で勝負したい人にはピッタリだと思う。


"好きなものや "好きな考え方を思いっきり語れる

音声は "好きなもの" や "好きな考え方 " を思いっきり語れる。
声には不思議な力があって、感情をダイレクトに伝えやすい。

例えば、好きなものを紹介する時。
文章だと「〜が好きです」と少しドライな感じになる。もう少し口語に寄せて砕けたとしても「〜がめっちゃ好きです!」ぐらい。


これ、音声配信だと100パターンぐらい表現できる。
「めっっっっっっっっっっちゃ好き!」とか溜めてみたり、噛み締めるように低いトーンで「すっごい好き」とか。

テキストは個性が出しにくいけど、声や話し方は個性の塊。
その分 "好きなもの "や "好きな考え方 "を伝えやすい。ここらへんは、普段の営業活動に "ものすごーーく" 活かせている。


個人だけではなく、企業にも

そんな個性の塊「音声」という表現方法で、個性の死んだノウハウだけを伝えるのは実にもったいない。

逆にいうと、有益で分かりやすいノウハウを持っていない人でも、なにか熱く語れるようなモノがあれば、人を惹きつける力があると思う。

もしくは、クレバーに出し分ける。ノウハウや有益な情報は論理構成のしっかりしたテキストで表現する。補足や個性的な見解、自分の好き嫌いなどは、音声で発信する。

これは個人だけではなく、企業にも言えること。法人というくらいだから、人格があるはず。なにも音声に限るわけではなく、企業にも人を惹きつける発信が問われている時代だと思う。


インタラクティブで近い距離感

テキストでの発信では感じることのなかった距離感。会ったことない方がたくさんいるんだけど、僕はリスナーさんをマジで友達だと思える。逆にリスナーさんもいい意味で距離感の近いコメントやレスポンスをくれる。

これはとても心地がよい。
普段、僕が営業活動で実現したいこととよく似ている。

僕は「お客さんと友達になれ」って言うくらい、まず距離感を縮めたいタイプ。一回の提案でも、まずは仲良くなりたい。

近い距離感の人たちと一緒にビジネスや面白いことがしたいから。


有名人がひしめき合う中でなんとか

こんな感じで自分の声で "好きなもの" や "好きな考え方" を思いっきり語り、距離感の近いリスナーさんに囲まれ、300回放送まで漕ぎ着けた。

今では2,000フォロワーを越え、スーパー有名人がひしめき合うVoicyで、一般 of 一般 の "スタートアップ営業ラジオ" が、なんとか生き延びている。人気パーソナリティが集まるVoicyファンフェスタにも呼んでいただいた。

パーソナリティを始めたころは、Twitterでも1,000フォロワーもいなかったもんだから、実に感慨深い。


自分の中のカッコいい/ダサいを語る

自分の中のカッコいい/ダサいを語る。それを聴いてくれて仲間が集まる。これに尽きると思う。

企業だって、会社の声として発信できる。ノウハウやお役立ち情報など、キッチリとした情報の発信も大事だけど、 "ビジョン" や "考え方" もガンガン発信した方がいいと思う。

何をカッコいいと思って、何をダサいと思うのか。企業として。その発信に人が集まり、採用できたり、お客さんになったり、応援してくれたりする。


改めて、300回音声配信してわかってきたこと。
それは、「語り、醸成し、仲間を作る」こと。


まずは「語る」こと。

発信では、自分を語るのではなく、"自分が見えている世界" を語ること。自分の "好きなもの" や "好きな考え方" でもいいし、自分が思う カッコいい/ダサい を語ってもいい。

これは、営業シーンにも応用が効く。サービスばかり語りすぎないように、 "会社が見ている景色" を語るようにする。
「一緒にその景色を見ましょう」と。


次は「醸成させる」こと。

発信することで、 "接続" を増やして、醸成させる。
例えば、僕が "音楽鑑賞みたいな読書法" という話をしたとする。

その発信に対して、「わかるー!」とか「なるほどー!」とか反響があれば、それは "接続" されたということ。

ワインは寝かせると美味しくなる。発信もそんな感じなんだと思う。

時間が経ってから「あの放送を聴いて上手くいきました!」などコメントや連絡をいただくことも少なくない。そうやって時間の経過と共に "接続" が増えれば増えるほど、発信の味わいも深くなる。

そして、 "接続" した人がまた新しい何かを発信して、誰かに "接続" される。とても素敵な世界だ。


最後に「仲間をつくる」こと。

自分の見えている景色を語り、 "接続 "してもらうと、自然と "仲間 "が増えてくる。それも、すごい近い距離感で。

ここで言う "仲間" とは、愛すべきリスナーさんだし、ユーザーさんかもしれないし、採用候補の人かもしれない。共に挑戦する同志かもしれないし、ファンでいてくれる可能性もある。

もちろんお客さんだっているし、将来のお客さんもたくさんいるだろう。
見守ってくれて応援してくれるだけでも、僕にとっては最高だ。

発信しないと、そんな仲間は見つからない。

だから、仲間を求めて発信をする。


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「語り、醸成し、仲間を作る」

これが発信の真髄だろう。


以上のことを、音声配信を通して僕は学んだ。


さて、これからどうするか

僕自身としても会社としても、語り続けて、仲間と一緒に面白いことをしていきたいと思う。発信方法の流行り廃りはあると思う。けど、毎朝の音声配信というルーティンはしぶとく続けていこう。

300回を迎え、語り続けることにはだいぶ慣れてきた。
これからは、もっともっと熟成させていこう。


熟成といえば、お酒。
ということで、スタートアップ営業ラジオの醸造庫を作ってみた。
300回分の放送に自分でタグをつけて整理していきます。
※まだ直近50回分くらいw 徐々に作っていきます。

スタートアップ営業ラジオの醸造庫 | Startup Sales Radio Brewery


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こんな感じで相変わらず試行錯誤しながら500回、1,000回、10,000回と語り続けます。

Voicy:スタートアップ営業ラジオ
Twitter:@junta_suzuki
Instagram:@jay_startupsales

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