頭のいい人とはどういう人か

「純子さんが思う、頭のいい人ってどんな人ですか？」
　コンサルでこういう質問を受けました。

　私が真っ先に答えたのは、「あなたのような人。だって、それを聞いて実行したら、頭のいい人になれると思ったのでしょう？　頭いいじゃない！」

　私が考える頭のいい人はこういう人です。
1．感情的にならない人
2．凡ミスをしない人
3．価値観の違う人に自分の考えを伝えることができる人

　感情的にならないとは、そうなってもその勢いで人に接しないということです。人は感情的になるときもありますが、それをそのまま相手にぶつけたらロクなことはありません。これを言ったらアウトでしょう～を勢いで言ってしまいます。相手の挑発に乗らずにもすみます。だいたい、怒りにまかせて何かを言っている人はまともな思考ができていません。頭悪いです。感情的な言動を取って会社を辞めた人は結構いるものです。
　感情的にならない人は、今と未来の自分と相手の心を守れる人です。そういう人は頭のいい人。冷静でいるというより、今自分は感情的になっているなと分かることが頭のよさなんです。

　凡ミスをしない。これ、大事なんですよ。人間ですから凡ミスをしますけれど繰り返さないことが大事です。学習能力がないと思われる＝頭悪い人だと判断されます。凡ミスをしない人は振り返りができて、あの人に任せておけば大丈夫だと人に安心感を与える頭のいい人です。

　価値観や趣味が一緒だと、「あれは良かったよね～。うんうん、あれは良かったね～」で、話しが通じます。しかし、価値観の合わない人にこそしっかりと伝えることができる人は頭のいい人。結論を先に言い、なぜそうなのかを誰にでもわかる例えを入れながら説明できる人は頭いいんです。

　感情的にならずに冷静で凡ミスを繰り返さない。価値観が合わない人にも考え方を伝えられる人は段取りも上手です。学んだことを活かしていくことをしっかりとおこないますから人生も豊かになっていきます。敵もそんなに作らずにすみます。

　頭のよさに学歴は関係ありません。高学歴の人は確かに様々なことを知っている人ですが、知っているだけで終わっている人も多いです。活かさない人は学歴高くとも頭の悪い人です。学歴はなくとも知ったことを活かし朗らかに生きていろんなことにチャレンジをする人は頭のいい人。私はそう考えています。

　写真は、読中の本です。昨日、目にとまった記事に紹介されていたので、きのうのうちに購入しました。一流投資家に共通しているのは学びに熱心であり感情に流されずに自分の哲学を守り抜いている人が多いことです。読みながら勉強になっています。

山下純子

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