【エッセンス】フロー体験入門
2021/10/23
遊びは自発的に行い、遊ぶという行為以外に成果はなく、遊びが生み出す感覚のために行う。
フローは自分の外側から内側に視点を変化させる。
フローは自己を意識的に変化させるのではなく、行動に移し行為に没頭することで、自己に変化が生じる。
自分で意識的に人生をコントロールしないのなら、私たちの人生は無意識の生物学的な自己保存の法則に支配される。
しかし、人の日常生活はみんな変わらないから、「人生の体験をどうしていくか」は自分次第である。生きることは、行動・感覚・思考を通して体験することである。
金銭は、何でもやりたいことができる自由時間を持つことを可能にし、人生を束縛から自由にしてくれる。
感情は「自分が愛・恥・感謝・幸福を体験してるかどうか」を判断する役割を持つ。私たちは現実に、意識下の感情を体験している。かつて、感情は下界との信号としての役割だったが、今では、感情は感情自体を目的として楽しむ娯楽となった。幸福がポジティブな感情の原型である。私たちの行動のすべては、幸福を体験することを目指している。
私たちは、本質的に富・名声・健康を求めているのではなく、それによって「幸福になれること」を期待してる。幸福を捜し求めるのは、何かを得るためではなく、幸福自体が目的である。
・子どもは、10歳くらいで、遊びと仕事 ( 学習 ) を区分する。
・成人男性は、家族を養うため、外部環境で仕事をすることでアイデンティティと自己肯定感を持つ。
・成人女性は、仕事は必要なことというより、取り組みたいことで、自発的に取捨選択できるモノだ。
・成功者は、仕事と遊びの境界線が存在しない。仕事が日常生活の一部となっている。
成功者はやりたいことをやっていく過程で、フロー状態を発見し、やりたいことを極めていく過程で、フロー体験が繰り返されることを知った。
マルクスは、宗教を「大衆のアヘン」と言った。現代では、大量のメディア消費が大衆のアヘンである。
仕事が、どんなにつまらなくても、難しくても、強制されたとしても「仕事が好きだ」という意識によって、フロー体験となる可能性がある。「仕事をつまらない」とすることは、人生の活動時間の40%の時間をドブに捨てていることに他ならない。仕事のタスクを減らす努力ではなく、仕事の価値を増大させる方向に注力することで、同じ労力でも仕事がおもしろくなる。
内発的動機は、目的があってするのではなく、ただ行為の体験に価値を見出しているので、報酬・名声・権力は不要である。何事も集中して行い「何か上達するコツはないか?」と注意深く観察することを習慣化する。それが、やりがいにつながり、やがて、内発的動機に転化する。
相互因果関係から相互強化というループが生まれる。
自分の意識とは、遺伝・家庭環境・社会的慣習・学校教育によって方向付けられ、文化によって無意識に刷り込まれる。
「何に意識を向けて、どの情報が上がってくるのか」を決めるのは自分自身ではなく、文化で形成された無意識である。自分の人生は自分のモノではない。自分が体験することは、予めプログラムされている。自分の人生を取り戻す方法は、自分の意識をコントロールする術を学び、身に付けることだ。
富・名声・権力に自我を確立すると、努力は際限なく続く、健康を害し、他人を蹴落してでも目的を追求する。これが宗教が自我を非難して来た理由である。自己理解によって真の自我を定めることで、充実した人生となる。
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あなたの琴線に触れる文字を綴りたい。