【本要約2】それをお金で買いますかー市場主義の限界
2021/4/16
養子の引き受け手を決めることに、市場を利用することの是非について
赤ちゃんは、本来愛情の対象として扱われるべきである。市場に出すことによって単なる商品として、人間としてではなくモノとして扱うことになる。だから、赤ちゃんを市場を利用して売買してはいけない。
赤ちゃんは、なぜ、アカ、赤色なのか?とふとおもった。
新生児の皮膚の色が赤く見えることによる語で、「赤ん坊」や「赤子(赤児)」も、皮膚の色に由来する。
なるほど。赤ちゃんは、赤というよりも、ピンクに近い?
赤色が好きな人は、赤ちゃんのように扱われたい。そして、赤ちゃんは実際はピンクに近いから、ピンクに近い人も、赤ちゃんのように扱われたい。
そんな深層心理を思考する。
市場化に伴い、あるものを扱う際に本来扱うべき規範よりも低級な規範(この場合は、商品として扱うこと)に従うようになることが、腐敗である。
この状況を、高級な規範が低級な規範によって「締め出される」と表現する。
市場化の波が社会の隅々まで押し寄せようとしている現代である。
何かを売買の対象とする際、そこで、どんな規範が締め出されるのかを見極め、「その道徳的価値が失われても構わないかどうか」を判断する。
市場化は、社会における幸福の量を増すのだから望ましいとする時点で、功利主義的な価値観を前提としている。
何でも、商品にしていい。売った人も買った人も得になって嬉しいなら、それでいいじゃないか。でも、それって、「得することが、いいこと」っていう価値観だよね?得することがいいことって限らなくない?価値観だから。
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