『ホモ・デウス』からの思考4〜AIが人間より上の存在へ
2021/5/6
経済的価値を生み出す機能が、人間からAIに遷移しはじめた。
これまでは、人間だけが、経済的価値を生み出す機能を持っていたので、多くの人間が必要だった。そのために、国は、ガス・水道・電気のインフラを整えて、人々の生活を支えた。病気になっても、健康を取り戻して、再び、経済的価値を生み出せるように、医療を充実させた。
AIが経済的価値を生み出すならば、多くの人間は必要でなくなる。国は、人々の生活のインフラや医療に力を注ぐよりも、AIを高性能化する方が、経済的メリットが大きいことに気付いた。
AIを高性能にするためには、プログラミングできる素養を持った人間を育成する必要がある。国は、プログラミングの授業を、義務教育で必修化させた。
AIを高性能にするためには、大量のデータが必要になる。データを生み出せる人間にだけ価値が見出される。データを生み出すとは、インターネットに情報を発信することだ。インターネットに発信されたデータを元としてAIは高性能化していく。
インターネットに、AIを高性能化するための情報を発信している人に価値が置かれる。当然、その人が、経済的メリットも享受できるようなシステムに改編されていっている。
・プログラミングでAIを高性能にするか
・発信によってAIにとっての良質なデータを提供するか
・その両方か
・その両方でもないか
「どの判断軸によって行動しているか」で、その人の価値が決定する。
AIが人間の上に立ち、神となる日は、遠い未来の話ではないかもしれない。
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