国際感覚を磨いて、収入とキャリアアップ
少子高齢化、国の借金の対GDP比率世界第1位、社会福祉、年金、先進国の中で最も給与水準が低い、子供の6人に1人が貧困等、日本には問題が山積みで先行きが非常に不透明です。
その中、私たちは個人としてどう収入とキャリアアップを図れるのでしようか。
外資又は海外勤務
日本経済が弱体化している中、日本の会社に勤めていても、給料が大幅に増える見込みはありません。今後日本の企業に勤めるより、外資で働く、又は、海外で働いた方が圧倒的に給料がいい。
外資であれば、年功序列もないし、人間関係もドライで煩わしい人付き合いもない。リモートやハイブリッド等働き方も日本の会社より、遥かに柔軟。何より、少し頑張れば若くしてマネージャーで、1500万円以上、ディレクターにもなれれば、2500万以上稼げます。
ホスピタリティ業という選択
日本経済を長年、支えてくれた製造業は、もはや国際競争力を失っています。今後の日本は、モノではなく、コトで勝負していく必要があります。その中、観光は確実に製造業に代わる、日本を支える基幹産業の1つになるでしょう。
もはや、「観光で稼ぐ」のは、海外の小さな南国のリゾート地だけのことではありません。ましてや、日本のように数多くの社会問題を抱える国で、観光客が増えて困るとか、中国人のマナーが悪いとか、言っている場合ではないと思います。
ホスピタリティ業の平均賃金は、他の業種と比べても格段と高いというわけではありません。しかし、ホテル、レストラン、土産屋、旅館等訪日観光客が訪れる場所に勤める又はアルバイトすることで、稼ぎながら語学力を高められます。高額な語学学校に行くより、遥かに効率が良い。
そして、何より海外にわざわざ行かずして、海外の方と交流することで、海外の方々の価値観や文化に触れることで国際感覚を磨くことができます。
国際感覚を磨く
日本人の多くは、日本で生まれ育って、日本語しか喋れず、日本のことしか知らない。語学力と国際感覚に欠けている人が多いのが事実。
しかし、観光は「外国人の視点」と「日本人の視点」の2つを持ち合わせた国際感覚を持った人の発想を積極的に採用してはじめて成功するのではないでしょうか。
私たちは、今後キャリアの可能性を広げるには、語学力と国際感覚の両方を磨くことが求められています。
海外旅行や語学留学等積極的に海外に行くのが一番理想的ではありますが、最も語学力と国際感覚を磨く手っ取り早い方法は、ホスピタリティ業に携わることだと思います。
日本人の国際感覚のズレ
海外のことを知らない人がよく日本人を自画自賛する番組や動画を流すことがありますが、果たして本当に海外の観光客は、皆日本が素晴らしい国と思っているのでしょうか。
オーバーツーリズムで観光客は迷惑な存在、中国人はマナーが悪いといったメデイアによる訪日観光客に対するネガテイブ報道の風潮は、観光客にも伝わっています。
また、文化遺産施設での「注意書き」の多さは、日本独特で、日本にはルールがあまりにも多く、窮屈さを感じると言っていた海外の友人もいました。
「おもてなし」の国という自負はあるものの、英語が通じないといったコミュニケーションに対するストレスを感じる観光客も多い。
日本観光の成功は、日本人が提供したい日本を提供するのではなく、あくまでも外国人が好む日本をどう提供するかが最大の課題だと思います。
日本は、本当に「おもてなし」の国なのか
日本人の強みは「おもてなし」と言われていますが、本当にそうなのでしょうか。多くの外国人観光客は、レストラン、お店、タクシー、街の中で道を尋ねても、言葉が通じないことにストレスを感じています。
更に、問題なのは、日本の地方の旅館、お土産屋、レストラン等では、マニュアル化が進み、臨機応変な対応ができない、融通が利かないと感じる外国人観光客も多いです。
特に日本の古くからある地方の旅館は、供給者側の都合のルールがあまりにも多い。
「夕ご飯は大広間で7時からになります」、「11時が門限なので外出しないでください」、「連休中なのでお食事はこのコースだけになります」、「チェックアウトは朝10:00です(早すぎるよ?‼︎)」。
このように、供給者側がお客様にこのようなルールを強いるという発想は日本にしかありません。
ホテルやレストラン側が一方的に決めたルールに黙って従って、文句をいわないのは、世界中でも日本人だけです。
日本旅館の画一化されたサービスではなく、海外のホテルのように、もっと一人一人にカスタマイズしたサービスを提供して、顧客満足を向上させる必要があると思います。
遠い国から、高い飛行機代と長い時間をかけてわざわざ日本に来て頂く観光客には、欧米では当たり前の個々のニーズに合わせたサービスを積極的に提供していく必要があると思います。
外国語対応、メニュー多言語対応、外貨ATM対応、キャシュレス対応、外国人スタッフの雇用、ジムの設置など。
また、ゴミは家に持って帰るという文化は、日本以外の国では通じません。国や自治体は、観光地のゴミ箱を増やす対策を本格的に検討し、実施するべきです。
文化大国化戦略
日本は、世界的な観光スポットになりつつあるとは言うものの、世界最大の観光客数を誇るフランス、スペインやイタリア等の半分以下である。
日本が、今後も永続的な観光立国を実現するには、フランス、スペイン、イタリアのように世界に尊敬される「文化大国」を目指すことが重要だと思います。
今では、日本最強のコンテンツとなったジャパニーズACG、アニメ、マンガ、ゲームはもちろんですが、フランス、スペイン、イタリア同様「食」と「芸術」をベースにした文化戦略を構築することで、世界からリスペクトされる文化大国になれるのではないでしょうか。
幸いにも、日本には、何千年も続く、奥深い食文化と芸術文化があります。
国際感覚を養うには、もちろん語学力を向上させることが大事です。でも、もっと大事なのは、積極的に海外の方と交流すると共に海外と日本、両方の文化に触れ、経験と知見を深めることではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
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どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
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