相手の考える機会を奪ってはいけない。
私はクライアントさんに対し、一辺倒な考えを持たないように意識しているつもりです。
※出来てるかどうかは、別ですが。
なかでも、「本人が考える機会を奪ってはいけない」という事を強く意識しています。
私に「答え」を求めてこられることは少なくありません。
ただ私が考えるのが、「私が安直な答えを出すのはどうなのか?」ってことです。
どんな立場の方であっても、やはりご自身に思考のベクトルを向けて考える時間はとても貴重です。
そういうことを一切考えず、私が小手先の答えを用意してしまうと目の前の方は考える事を辞めてしまいます。
すると、どうなるか。
同じ様な問題をふたたび繰り返すことになるでしょう。
私は、お電話での対応は基本的にお断りしています。でも、メールやchatworkなどの対応はいつでも送ってくださいとお伝えしています。
理由は、下記3つです。
・電話は考えずに話せる
→それが結果的には安直な対応になりがちになる原因
・電話ほどお互いの時間をムダにするものはない
・メールは、自ら考えて文面を作るので、書く最中に思考も整理されるようになります。
→内省できる。
先日、取引先の院長先生から患者対応について、chatworkで相談いただきました。事情について、かなり長い文章をいただきましたが、返信の内容を考えることができ、冷静に第三者としてのアドバイスを行うことができたかと存じます。これが電話だったら、おそらくこのような対応は出来ません。
あらゆる意味で私は、「クライアントさんとの距離感」を意識しています。
このことは、今までの社会人人生の経験と反省を踏まえて、個人事業主になってからかなり意識していることです。
相互依存を生み出すような接し方では長続きしませんし、お互いに良くなりません。お互いの独立する気持ちがあって、長期的かつ良好な関係が成立します。
何らかのカタチで教える立場にあると考えられがちの人ほど、「いまそれを教える事が良い事なのか?」と自問自答しなければなりません。
「てっとり早い対応」というのは、短期的にてっとり早いだけです。長期的に良い事はありません。
私は「どんな関係性であっても、お互いに成長し合える接し方」を望みます。
下記リンクの記事もご一読いただけば、幸いです。