ブリコラージュ10
古井由吉氏の晩年の2冊のエッセイを借りていたが、闘病、空襲、死等のテーマが多く、読む気にならなかった。返却しようと思ったが、後ろからパラパラとめくる中、読みたくなる切り口を発見でき、2,3の章を読むことができた。無意識に全部の内容を読まねばという囚われがあったことに気づかされた。
我が家以外で落ち着いて時間を過ごす場所は少ない。私自身、回りの空気感の影響をかなり受けるので、お店の音楽や照明、応対の雰囲気が合わないと足が遠のいてしまう。居酒屋は本を読む雰囲気ではなく、長居しにくい。珈琲かお酒を静かに飲みながら本をゆっくりと読めるスポットを開拓したいと思う。
寒くなりウヰスキーのお湯割りか赤ワインを翌日身体に残らない範囲で毎晩飲んでいる。赤ワインはフランスやイタリアではなくオーガニックのスペインのお手軽なものを。私のネイタル太陽のサビアンシンボルが「恋人にセレナーデを歌うスペイン人」。情熱的に語り合う文化、風土に惹かれるのだろう。
初夢や小さな森に小屋建てて
火を囲む見知らぬ影と初詣
紅梅や海風強き一之宮