【時代のスタンダード】ゴーストライターは詐欺か?正当な職業か?問題視されたその実例もご紹介。
皆さん、わたしのnoteにご興味をいただき、ありがとうございます💁
いろいろな著名人・芸能人が有名になり、ある程度の地位を確立すると、だいたいの人が、自伝とか、自叙伝の類の本を出していますね。
そうした本を読んで、ファンはますます、その人のことが好きになって、虜になっていったりします。
僕も、ミーハーですから、アイドルとかスターの自伝を沢山買って、読んでは、感動して、気づいてみたら、何100冊にもなっていました。
「いやー、やっぱりアイドルとかスターは普通の人とは違うな。生き方に光り輝くものがある。それに、こういう素敵な文章が書けて、才能もあるんだな。尊敬しちゃう」
と、いつも思っていました。
僕は、古い世代の人間ですから、大体、昭和の芸能人とかの本がメインになるのですが、ちょっと思い出話を聞いてもらえますか?
読んでいた時期は、高校から大学生のころになります。
と、その前に、ちょっとご説明。ウィキペディアなどを参考としています。
ゴーストライター(ghostwriter)とは?
書籍や記事、脚本などの代作を生業とする著作家のことである(以下、ゴーストと表記)。なお、変名を使い正体を明かさないまま作品を公表する覆面作家とは異なる。
文筆を主業としないタレント・俳優・政治家・スポーツ選手・企業経営者・学者・コンサルタント・その他、著名人の名前で出版されている本のうちのかなりの割合が、多かれ少なかれゴーストを使っていると言われる。
ゴーストライターを務める吉田典史によれば、「約9割のビジネス書は、ゴーストライターが書いている」という。その理由は、ビジネス書では文章力よりも著者の知名度とコミュニティ(ファン)の存在が重要視されるからである。
松本伊代 「伊代の女子大生 まるモテ講座」
松本伊代さんといえば、タレントのヒロミさんの奥様で、ご夫婦は円満。
息子さんもデビューされたりして、幸せそうでいいですよね。
理想的なご家族です。
昨年11月に大けがをされているので、それは心配ですが。
伊代さんを知らない方のためにプチ解説。
中学3年生の時、原宿でスカウトされ、翌1981年、第5回長崎歌謡祭にてグランプリを受賞。
同年、TBS系『たのきん全力投球!』の田原俊彦の妹役オーディションに合格しデビュー。同年10月21日、「センチメンタル・ジャーニー」でアイドル歌手としてもデビューした。
翌1982年12月の『第24回日本レコード大賞』新人賞を始め、同年に多くの音楽新人賞を受賞する。キャッチコピーの通り、妹的存在として多くのファンを拡大させた。
デビューして、数年経っても人気は衰えず、当時流行の女子大生になりました。今では女子大生なんてザラですから、なんともないのですが、当時の女子の大学進学率は、1割程度でしたから、女子大生というだけで、チヤホヤされたり、モテたりしていたんですね。
正確にいうと、伊代ちゃんは、4大生ではなく、短大生。
戸板女子短期大学に入学しました。
通称・戸板は、港区の三田キャンパス(住所は芝)に所在。
近所には、慶應義塾大学がありますので、昭和の昔から、慶應と比較され、
「格差あり過ぎ大学」などと、笑いのネタにされていました。
因みに、彼女の同大学の後輩には、歌手でタレントの菊池桃子さんがいて、菊池さんは、卒業後には法政の大学院に進学。
修士(マスター)となったのち、現在は、母校の戸板で客員教授になり、講義をされています。
晴れて、女子大生になった伊代さんが自ら書く本ということで話題になり、「さすがは現役女子大生!! リアルな内容で期待できそう」などと、ファンの間で盛り上がっていました。
それで、彼女の司会をする深夜番組で、こんなことがあったのです。
それを知ったファンは一斉にこう叫びました。
なんだ、伊代ちゃん、騙したな!!
矢沢永吉 「成り上がり」
矢沢永吉さんは日本を代表する偉大なロックスター。
キャロルのメンバーから、ソロになり、当時の不良少年たちの憧れの的でした。
この本の内容はこんな感じです。
【おれは音楽をやる、スターになる!】広島から夜汽車に乗って上京した少年。--くやしさも、みじめさも、すべて吐き出し、泣いている、笑っている、叫んでいる。この一冊は矢沢永吉の歌!
この本は大ベストセラーになり、当時のヤンキーや暴走族らが、ほぼ全員読んで、「感動して泣いたぜ。やっぱ永ちゃんは、俺たちのカリスマだ」
なんて反応でした。
僕も、同じように、矢沢さんて、こんな表現で文章が書けるのか。
才能のある人は違う。。。。。(泣)みたいな。
ところが、数年後に、コピーライターの糸井重里さんが、
「あの本は、僕が書きました・・・」
なんて発言していたんです。。。。
おい。永ちゃん、それはねーだろ!!
松田聖子 「青色のタペストリー」
松田 聖子(まつだ せいこ、1962年3月10日 - )は、日本の歌手、女優、タレントである。 福岡県久留米市荒木町出身。サンミュージックプロダクションを経てファンティック所属。身長160cm。体重42kg。血液型A型(身長・体重は公式サイト08.12.25のデータより)。
松田聖子は1980年代を代表するアイドル歌手である。1980年に、「裸足の季節」でレコードデビュー(同時期「サンデーズ」としても活躍)。デビュー曲はCMタイアップで火が付き、すぐに続けざまにヒット曲を連発。トレードマークであったヘアスタイルの「聖子ちゃんカット」や、新しいアイドルとしての生き方に関しても多くの話題を集めた。
こちらの著作は相当な話題になって、当時の聖子ちゃんファンは感激して、
特に女性ファンは、「この本はわたしのバイブルよ💓」なんて、みんな目をウルウルさせていました。
アマゾンのレビューには、こんな感想が。。。。
だいたい、読んだ人はこんな気持ちになっていました。
文体もさわやかで、表現力があり、とても聖子さんの人柄や才能がわかるもので、アイドルとしてだけでなく、書き手としても素晴らしいと、感心されていたのです。。。。
ところが、後年になって、あるテレビ番組で、聖子さんのお友達で、
作家の林真理子さんが、笑いながら、この本についてこう言ったのです。
「著者は「松田聖子」となっていますが、あの本を構成して書いたのは、わたしなんですよー(苦笑)」
せ、聖子ちゃん。。。。お前もかーーーーーー!!!!!!😂😂😂😂😂😂
まー、こういったこともありましたが、
今となっては笑い話。
アイドルとか芸能人でも、そうそう本などは簡単には書けるものではなく、
そもそも、多忙なのですからね。
本人が書いてる場合じゃないですよ。
芸能人にゴーストライターがいるというのは、必然でもあって、いちいち目くじらを立てるほうがおかしいのかも知れませんが。。。。
だけど、残念と言うか、ガッカリ感は否めないです。
最近ですと、こんな人もですからね。。。参っちゃいます。。。。
『あの本、ぼくが書いたんじゃないんですよね』 西村ひろゆき
もう、誰も信じられなくなる。。。。
みんな、本人とは別に「中」の人がいるような気がして、疑心暗鬼に。
世の中、みんな、ゴーストライターだらけ。。。
国会の答弁などで、政治家の読み上げる文を代筆する、霞が関の官僚もゴーストライター
ネットやSNSの世界で、女性に成りすまして記事を書き、フォロワー数を稼ぐ、ネカマやサクラのゴーストライター
なども沢山いますし。
そういう、僕も、これまでに。
様々な会社の社長の「経営理念」とか、「社長からのメッセージ」または、営業マンの自己PR文とか。
いろんな大学生の卒論の代筆。。。。
または、婚活男女の、プロフィール文を大量生産して書いていました。
文章書くのが好きだと、こういうの、しょっちゅう頼まれて、お金もらっていたのですから、
そう考えれば、
自分もプロのゴーストライターだったのかも知れませんね。
これで、これからも、メシが食えたらいいですねー
クラウドワークスやココナラとか、他にもいろいろ以前から、文章書く代行業ありますもんね。
そう考えると、もう、ゴーストライターというのは、悪い概念でなくて、
スタンダードとして認知される時代になったのでしょうか。
でも、間違っても、自分の職業として。
堂々とゴーストライターです。とは書けないよなぁ・・・・
下記リンク先には、
ゴーストライターによる、諸問題の歴史や事例が記載されています。
ぜひ、ご一読を。
最後までお読み頂きありがとうございました😊これからも頑張りますので、良かったらスキやフォローをお願いします💖
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