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子供のいい褒め方ってありますか?

★もっと出来る!とお子さんの未来を後押ししましょう★

今回は、お子さんとの向き合い方の一つとして、"褒め方"について記載します。

受験生は、毎日成績アップのため、出来ない問題と向き合い、
いかに自分が無力であるかを痛感しながら、勉強しています。

そういった厳しい状態にある受験生に対して、
褒めてあげることは、非常に彼らにとってありがたいことです。

褒めることは、お子さんの承認欲求を満たすことだけでなく、
イライラを軽減出来たり、勉強に対するモチベーションを上げることが出来ます。

誰しも、褒められたらうれしいですし、相手の印象もよくなりますよね。
褒めることで、お子さんとコミュニケーションを取りやすくなります。

「褒めると子供が調子に乗るでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、
おっしゃる通りです。

褒めることで調子に乗ってしまうのは、
"現在だけ"しか褒めていないためです。

褒めるというのはお薬と同じです。
なので、飲み方(使い方)に気を付ける必要があります。

褒める上で気を付けなくてはならないのは、
「現在の自分に満足させない」ことです。

"現在だけ"について褒めてしまうと、
「現状に満足してもいい」という暗示になってしまうので、
お子さんは「これでいいんだ」と満足してしまいます。

これが調子に乗るということです。
では、どう褒めればよいのか。

それは、


もっと出来る!とお子さんの未来を後押しする


ことです。

例えば、私が生徒に褒めるときに言っているものですが、
①よくここまで出来たね!今この時期にここまで出来ているということは、
この調子で続けていけば、今後もっと出来るようになるね!

②成績上がったね!よく頑張っていることはわかっている。
でもさ、ぶっちゃけ、ぶっちゃけさ、
ちょっと妥協しているところもあったりすんじゃない?
その妥協しているところもさ、勉強に充てたら、もっと出来るようになるんじゃない!?

③よく頑張った!でも、君の実力はそんなもんじゃないでしょ?
僕は、君がもっと出来ることを知ってるよ!だから、今に満足しないでほしい。

内容がだいぶ違うものになっていますが、
これは生徒の性格に合わせて、使い分けています。

①を使う場合は、自分に自信がないお子さんに対して。
今もできているから、さらに出来るという、
プラスをさらにプラスする言い方です。

②は大人びていて、自分を客観的に見られるようなお子さんに結構効きます。
私の場合、大人びた女の子には効くかなと思います。

③は、「自分は頑張って勉強している」という
自分に誇りを持っているお子さんには効果抜群です。

※あくまで私見なので、全員に効果的というわけではありません。

というように
大事なのは、今度もさらによくなっていくという、


「お子さんの未来を後押しすること」


とお子さんの性格によって、


「言い方(使い方)を変えていくこと」

です。

加えて、褒める際の親御さんのスタンスも大事です
本当にお子さんが出来る、と信じる気持ちがないと、伝わりません。

「子供のことなんて全く期待していないです」という親御さんがたまにいらっしゃいますが、
よくよく話を聞くと、なんだかんだで期待していらっしゃいます。
素直にその気持ちを伝えてあげましょう。

さらに、実際に頑張っていることを具体的に言うとより効果的です。
例えば、「毎日英単語頑張っているよね!」と言うとか。

そうすることで、「自分のことよく見てもらってる!」と
噓偽りのない褒めであると、お子さんが思うからです。

最後に、褒め方のポイントとして

・今をしっかり褒める
・その上で、「君はもっと出来るんだ!」という、お子さんの未来を後押しする
・大事なのは「君はこんなもんじゃない!私は信じている!」
ということを言葉にすること。
・お子さんの未来を信じること
・あなたの素直な気持ちを伝えること

あなたのお子さんは、あなたが思っている以上に頑張れますし、
頑張っています。

だからこそ、親御さんがお子さんの一番の味方になってあげてください。
大学受験に挑む受験生を預かっている身として、お願いしたいことです。

大学受験メンタルアドバイザー わっち

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