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うつの時に ゼッタイおすすめBOOK

生まれたときから「妖怪」だった 水木しげる


この本は、編集者の鋭い視点があったからこそ出来上がったものだそうだ。この本を読んでいる間は、悩んでいる私たちの心を救う助けになってくれるにちがいない。

兄や弟たちは「学校に遅れまい」として朝食を食べずに家をあわてて出ていった。その兄弟たちが残していった朝食を私はすべて平らげてから、おもむろに学校に出かけて行った。むろん遅刻である。私にとって、遅刻することよりも朝食をしっかり食べることのほうが大切だったのだ。

生まれたときから「妖怪」だった P.2

 『センセイ、事なかれ主義の官僚主導型日本経済はすでに沈みました。それと、他人との軋轢を起こさず仲良くやっていこうという稲作農耕民族型の社会通念も終演を迎えています。そういうソツのない生き方は、ダメなんですよ。その点、センセイは・・・ソツがある!“ソツのある生き方”、それを一冊の本にしましょう。センセイなら大丈夫。ソツがいっぱいの人生を歩んできたんだから・・・・』

生まれたときから「妖怪」だった  P.14


ニンゲンが社会的動物である以上、スムーズな人間関係や少しは贅沢な暮らしをするために、決められたルールにある程度従うのは、私も認める(妖怪の生き方が最高だ)。
人知を越えた大宇宙から見れば、ニンゲンの決めたルールや価値観など、とても絶対とは言いがたい。
だとしたら、ニンゲンがつくったひとつまみの砂だけを頼りにいきたくないなァというのが私の子どもの頃からの姿勢だった。学校や軍隊や社会の規則といったルールにだけ縛られるより、もっと自由でのびのびした大宇宙のルールで生きていこうという姿勢である。それをいまでも続けている私のことを、他人は、「妖怪」と読んでいる。

生まれたときから「妖怪」だった P.1


他人のルールにしばられすぎることなく、自分の意思をしっかりもって生きよ。

やましたひでこ提唱の 断捨離と通じるところがある。自分軸を大切に。他人よりも自分が気持ちいいかどうか。自分をもてなす空間、時間を作りだそう。

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