マガジンのカバー画像

jpr News

10
日本、そして世界の現代詩のかわら版。
運営しているクリエイター

#野村喜和夫

詩(と諸芸術)の雑誌「みらいらん」創刊!

詩(と諸芸術)の雑誌「みらいらん」創刊!



昨年11月日本に帰る前日、野村喜和夫さんから連絡があった。氏の主宰するエルスール記念館でイベントがあるので、ぜひ立ち寄ってとのお誘い。羽田には当日の昼前に到着する予定。イベントは午後三時から始まるとのことなので、空港から直行すれば間に会うかも。

三時を少し回って会場にたどり着いたら、ちょうど野村さんが作曲家の篠田昌伸さんと対談されているところだった。篠田さんは僕の「言語ジャック」に曲をつけて

もっとみる
第48回ロッテルダム詩祭開幕:吉増剛造さんに会いに行こう!

第48回ロッテルダム詩祭開幕:吉増剛造さんに会いに行こう!

今年もまたロッテルダム詩祭の季節がやってきた。なんと48回目だという。ほとんど半世紀にわたって、毎年夏至を目前に控えたこの北方の都市に、世界各地から詩人たちがやってくる。それぞれの懐にとっておきの詩を引っさげて。

ロッテルダムはヨーロッパ有数の港湾都市、つまり交易の要だ。機械や商品や農産物にまじって、このときばかりは詩もまた人類の生産物のひとつとして、分かち合い交換しときには取引されるのだ。

もっとみる
詩とダンスのミュージアム by 野村喜和夫

詩とダンスのミュージアム by 野村喜和夫

ちょうど一週間前の4月22日、新詩集『単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に』『小説』二冊の同時刊行を記念するトークイベントが行われました。一緒にお話してくださったのは蜂飼耳さんと藤井貞和さん。その内容はいずれビデオでご紹介できると思いますが、今日お話したいのはその会場。世田谷の閑静な住宅街にある詩とダンスのミュージアムなんです。

なんとこのスペース、詩人の野村喜和夫さんと奥さんのフラメンコダンサー眞

もっとみる