健康診断 featuring みんパピ!
featuringはフィーチャリングだよ、フューチャリングじゃないよ、気をつけて!
ということで、みんパピ!ってご存知ですか?Twitterで追いかけてるタイムラインによっては一大ムーブメント感ありました。
みなさまとHPV感染症の予防方法について
学んでいく仕組みを作ることを目指しています。
ということなんですね。このサイトで、パピちゃん(誰?)が
HPVはヒトパピローマウイルスといって、子宮頸がんなどいろんな病気の原因になるウイルスなんだよ。
なんだよ、と言っています。
HPVについて聞いたことがある方の中には、『子宮頸がんの原因』という印象をお持ちの方もいると思います。
ですが、意外なことに、ハイリスクHPVは子宮頸がんのほかにも、中咽頭がん、陰茎がん、肛門がん、膣がん、外陰がんなど、男性もかかるがんの原因でもあるのです。
そしてそれは、
主に性交渉などの刺激によって生じる細かな粘膜のキズから感染します。主に性交渉などの刺激によって生じる細かな粘膜のキズから感染します。
なんと、一般女性のおよそ8割は、HPVに一度でも感染したことがあると推定されています。性交経験のある女性はほぼみなさん感染したことがあると言えますし、それは男性も同様なのです。
HPVは『私たちの身の回りにありふれたウイルス』で、普段の生活の中でだれでも感染する可能性があるウイルスと言えるでしょう。
ということらしいです。基本的には1、2年で排除されるけれども、一部に感染が継続して、子宮頸がんに進行してしまうことがある。しかし、日本では子宮頸がんワクチンに対する接種忌避があり、多くの人が子宮頸がんによって命を落としている。
ですから、若い子は男女問わずなるべくワクチン打ってもらって命守ってこ!オー!若くない子は医師と相談の上、打つかどうか考えよ!オー!
と、いったような趣旨かと思います。
さて、そんな一大ムーブメントが起きていた一方で、私には健康診断の日が迫っていました。
検診自体は会社の負担ですが、自費でオプションを追加できます。その中にHPV検査も含まれているので、受けてみることにしました。
ハイ、陽性。
(´・ω・`)
そ、そんな…だって心当たりが…
ある。全然ある。
さっきのちゃんと読んだ?
性交経験のある女性はほぼみなさん感染したことがあると言えますし、それは男性も同様なのです。
ですからね。仕方ありません。
ちなみに私の調べた感じでは、一番メジャーなあの避妊具(名称を書くのを躊躇するタイプ)をきちんと使用すると、男性から女性への感染リスクが「低減」される。体液ではなくて皮膚や粘膜の「接触」で感染するので、避妊具による防御にも限度がある。
みたいな感じです、多分。ご参考程度に。(正しい情報はお近くの婦人科へ。)
そうだとしても多くの人は人生でいつかは、避妊具を使用しない日が来るでしょうから、どなた様も、どなた様のご子息様もお嬢様も、他人事ではありません。それに、「性交渉など」と曖昧に言われると分かりにくいですが、「中咽頭がん」と書かれているのを見ても分かるように、口の粘膜にも感染します。濃厚な接触によって皮膚や粘膜に。いろんな場面、想定されますよね。結局曖昧に言ってますけど。
さて、
HPVには200種類以上の遺伝子型(タイプ)があり、子宮頸がんなどの『がん』の原因となるものを「ハイリスクHPV」、尖圭コンジローマなどの良性のイボの原因となる(=「がん」の原因にはならない)ものを「ローリスクHPV」と呼びます
ということなのですが、HPV検査は、この「ハイリスク」が検出されるかどうかを調べます。
私の受けた検査は16型、18型(この2つが特に発癌性が高い…らしい)その他ハイリスクの3つに分かれていて、「その他ハイリスク」に陽性の印がついていました。
HPV検査の時に、子宮がん検診(細胞診)も受けていて、幸い異常なしだったのですが、その時私が「妊娠の可能性が100%ゼロではない(意味不明)年齢的にはまずあり得ないと思いますが(そんな願望があります)」みたいなことを言ったので先生が検体の採取をちょっと優しめにしてくださっていました。でも、HPV陽性と言われてしまうと、なんとなく不安です。念のためもう一度婦人科で検査を受けてきました。
正直に言えば、HPV検査受けなきゃよかったな…とも思いました。だってきっと今までも感染してて、いつの間にか排除されたり、また感染したりしてたんだと思うんです。そして幸い癌にはならなかった。
でも「感染している」と知ってしまったから排除されるまで不安な気持ちになってしまう。そしてそれが下手したら「1〜2年かかる」長い…。
とはいえ逆に、そのリスクを意識することで、確実に検診をうけますから、おそらくガンにまで進行する前に発見することができると思います。気づいたら手遅れが防げます。死なずに済みます、多分。それに、1、2年って、正直この歳になりますと、体感3日ですし。
ごめんなさい、さすがに言いすぎました。でも本当に、1年なんて悲しいくらいあっという間です。2、3年前かな?と思った記憶はたいてい5年前だし、5年前かな?は十数年前。まして今コロナ禍で、あまり大きなイベントも経験せずに過ごしてますから、コロナ禍が始まった去年の2、3月もつい数ヶ月前のことのよう。年が明けたのなんて先月のこと。2年くらいあっという間です。
そんなことを書きづつりながら待つことおよそ一週間。先程、結果が届いていました。
見るからに薄い封筒、何かの検査を受けて封筒が薄いのは良い知らせです。とはいえ、婦人科で受けた検査ですから、何かあっても紹介状など入らないでしょう。まだ油断はできません。私は、起こりうる悪い出来事は、全て自分に降りかかる気がしてしまうタイプなのです。実際に降りかかったことはありません。それでも、ガン検診など受けようものなら、結果が出るまでは自分がガンだと思ってしまうような、人生を楽しめない悲観主義なのです。
マンションの集合ポスト前で即座に開封しました。封筒の中にA4サイズ三つ折りの紙が一枚。手書きでチェックや○が書いてあるのが透けて見えます。
☑︎細胞診検査
ドキドキ
○頸部
ドキドキ
○異常なし
「はぁ…助かったぁ…」
マンションのロビーで九死に一生を得たかのような独り言。
今回は何とか命拾いをしましたが(気持ちの上で。実際にはウイルスが検出されただけで、まだ何も異変は起きていません)まだ感染しているのなら、安心できません。
ウイルスってパートナーとの間ではピンポン感染といって、お互いにずっと移しあってしまうという問題もあります。ずっと感染し続けることになってしまうんでしょうか。
どの程度心配すればいいのか、どう気をつければいいのか。それとも、そこまで気にせず検診だけしっかり受ければいいのか。
そんなモヤモヤの心配をしなくて済む、HPVワクチン、私はもう、年齢的に今さら打っても意味がないようなのです。
ワクチンのリスクか、子宮頸がんのリスクか、簡単に決められることではないと思います。もちろんリスクはゼロとは言い切れないでしょう。でも、私は、それを踏まえても、子宮頸がんの不安から解放されるのなら、若かったら絶対打ってたな…と思う今日この頃。
「私は(もう)打ちません。皆様はぜひお考えください」(忽那賢志先生のファン)
(ちなみに新型コロナウイルスのワクチンは、打つつもりです。私の番が来るまでにとんでもない異変がなければ。)