【欧州の幼稚園】みんなで楽しく水彩画(吹き絵)
子ども達の興味・関心のあることを取り入れるとアクティビティがより楽しい時間になります。
今回は、私が実際に欧州の幼稚園(英語:Pre-school)でやったアクティビティをご紹介。
みんなで楽しく水彩画(吹き絵)のきっかけ・進め方・感想などをまとめました。
【はじめに】
子ども達と水彩画(吹き絵)をやろうと思ったきっかけは、前回のアクティビティ「シャボン玉遊び」で子ども達がストローの使い方をマスターしたから。
そして、子ども達がストローで吹くことに興味・関心を持ち、「シャボン玉遊び」を夢中でやっている姿を見たからです。
ストローを使った水彩画(吹き絵)は、きっと子ども達が興味を持って楽しくできるアクティビティになると思いました。
【みんなで楽しく水彩画(吹き絵)】
準備する物:
絵の具
ストロー
スポイト
カップ(紙コップでも代用可)
画用紙
子ども用エプロン
ポイント:
対象年齢: 3〜5歳(ストローを吹ける)
時間: 20分くらい
できるだけ子ども達が自由にデザインできるようにしよう。
カップとスポイトを一つのセットにすると色が混ざらずに進められる。
進め方:
「今日のアクティビティは、みんなで絵の具とストローを使ってお絵かきするよ!」
子ども達は、興味津々。
(*アクティビティを紹介したときに興味を示さない、または絵の具のが苦手な子は無理に参加させない。他の子ども達がアクティビティをやっているのを見て興味が出ることもあるので、1人1人の個性を尊重する。)
子ども達がエプロンを付けて、それぞれの席に座ってストローを触り始めます。
「フ―フー」
と、吹いてみたり。
「ズーズー」
と、吸ってみたり。
友だちと笑い合ってる姿がとても嬉しそう。
テーブルの中央に絵の具と少量の水を入れたカップとスポイトをおきます。子ども達が使うときだけ子ども達の手元に持っていきます。
(*絵の具の入ったカップを使うときだけ手元に持つことで、こぼしたり、ひっくり返したりするリスクが少なくなる。)
子ども達にストロー・スポイトの使い方を見せて教えます。
「はーい。みんな注目!
ストローの吹き方、覚えてるかな?
シャボン玉を作ったときの吹き方だよ。」
「はーい。」
と、子ども達とストローの使い方を確認。
「スポイトでカップに入ってる絵の具を吸って、紙(画用紙)の上にポッてたらすよ。見てて。」
と、私が画用紙にスポイトで1滴、絵の具をたらします。
「そしたら、紙(画用紙)の上の絵の具をストローで優しく吹きます。フー。」
画用紙の絵の具がストローからの息でフワッと広がり、模様になります。
画用紙の模様を見て子ども達が目を輝かせ、自分もやってみたいという表情になります。
「じゃあ、みんなでやってみようか?」
「はーい。」
お手本を見せた後は、できるだけ子ども達自身でアクティビティを進めます。
しかし、子ども達が手伝いが必要なときは、いつでもサポートします。
例えば、スポイトで絵の具を吸ったり、たらしたりするのが難しいとき・ストローのコントロールが難しいなどです。
また子ども達の作品を見ながら、
「〇〇君の絵の色合い素敵ね。」
「〇〇ちゃんの絵カラフルだね。」
と、声をかけます。
声をかけることで、子ども達が自分の絵の説明をしたり、違う色を使ったりします。
そして、子ども達同士でお互いの絵を見せあったり、会話をしたりします。
アクティビティの時間は、芸術・工作の時間ですが、同時に会話をすることで子ども達の言語発達・コミュニケーション能力を高められます。
このアクティビティみんなで楽しく水彩画(吹き絵)は、子ども達の想像力・集中力・手先の動き・空間の共有・社会性・コミュニケーション力を向上できます。
水彩画(吹き絵)が完成したらテーブルの上で少し乾かします。
アートコーナーや窓際に絵を乾かすスペースを作っておくのもオススメです。
子ども達の完成した絵を見ると1つとして同じ絵はありません。1人1人の個性が違うように子ども達の絵もまた個性的で魅力的な作品です。
【おわりに】
欧州の幼稚園(英語:Pre-school)では、子ども達の興味・関心のあることを取り入れ、子ども達の「やりたい」という気持ちを最大限に引き出すアクティビティを推進します。
子どもにとって意味のある楽しいアクティビティをすることで新しい学び・向上心・挑戦力にも繋がります。
今回は、私が実際に欧州の幼稚園(英語:Pre-school)でやったアクティビティみんなで楽しく水彩画(吹き絵)をご紹介しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良い1日をお過ごしください。