美しいごほうび
拙作「駆け込み乗車はお止め下さい」に収められている「ミワさん」を
静森あこさんが朗読して下さいました!
とても良いので是非聴いてください。
色んなこといっぱい書くつもりだったんですけど
結局嬉しい以外何もないです。
無名のnoter に光を照らして下さったことにただ感謝しています。
静森さんの声があやうくて可愛らしくて胸がいっぱいになります。
書くことは好きでも公開することは自分にはあまり意味がないなと感じ
今月か来月にnote を辞めようかと思っていたのですが
このように作品の紹介や朗読までして頂き
もう少し続けてみようかなと思い直しました。
静森あこさんは憧れの作家さんです。
この方天才です。
小説にあらずとも文章がとても魅力的で引き込まれます。
側にいたら抱きしめたくなるような独特の色気があって取り込まれます。
最初に読んだ「返却日」の衝撃。以来一方的なファンでした。
いつからかは覚えてませんがコメント欄で交流をさせてもらうようになり
静森さんの可愛いお人柄も好きになりました。人気者ですからね。
けどしばらくは執筆に専念するためnote はお休みされるそう。
とても寂しいですが早くプロの作家さんになってほしいので
いちファンとして影ながら応援しております。
書くことは孤独の作業。報われることはないのが常。
しかしながら今回は書いていてよかったと心から思えました。
朗読は美しいごほうび。
静森さんのような研ぎ澄まされた作品には到底敵いませんが
静かにそして確実に
読者をゴールまで導ける物語を生み出してゆきたいです。
これが強みだと信じて精進したいと思います。
救われるお言葉。本当にありがとうございました。
ちなみにどうでもいい蛇足ですが当方全くハルキストではありません。
もっと影響を受けていればもっと面白く書けたでしょうね。
「めくらやなぎと眠る女」に出てきた「いとことバスに乗る」という
シチュエーションがたまたま自分にはヒットしただけなんです。
虚無的な男の子を書こうとすると多かれ少なかれ村上臭が漂ってしまうのは全作家の宿命かもしれませんね。
そうならないキャラクター作りが今後の課題になりそうです。