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宗教や信仰についての雑記 #134
◯言葉を超えたもの
以前、変性意識状態について書きました。
この意識状態は目に見えない次元、さらに言えば言葉を超えた次元に接するための通路のように思えます。
しかしこの意識状態は「変性」という言葉を冠していることが表すように、イレギュラーな状態で、一時的なものしかありません。
我々は主に言葉を用いて思考し、他者とコミュケーションをとっています。言葉なしには日常生活を送ることはできません。
言葉を超えた次元への通路となる変性意識の状態のままでは、日常生活を送ることはできないでしょう。
瞑想をしたまま、特殊な呼吸法を続けながら、あるいはスーフィーみたいにクルクル回りながらでは、それ以外のことは何もできません。
ですから、この意識状態は一時的なものとならざるを得ないのだと思います。
でもそのままでは、変性意識が状態で体験した内容と、日常生活が断絶してしまいます。
その両者を繋ぐインターフェイスをどうするか、そういったことも考える必要があるようにも思います。
目に見えない次元や言葉を超えた次元からの贈り物を「絵に描いた餅」にしないための、日常の意識の鍛錬はとても難しく感じられますが、そのこともを忘れないようにしたいです。