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イチジク祭りの夕ご飯

メニュー

こんばんは。
お昼がヘビーになってしまったので、無理を言って妻に胃に優しい料理を作ってもらいました。

メニューは、

  • イチジクとクリームチーズのブルスケッタ

  • じゃがいものガレット

  • チーズとイチジクのライスペーパー焼き

  • イチジクとトマトのカプレーゼ

でした。
市場で手に入れた新鮮なイチジクの絶妙な甘さと酸味。調理法によってこうも味わいが変わるのだと感動しました。

合わせたワイン

当地でセールになっていたモランデ・レゼルヴァ2022年(ピノ・ノワール)と合わせました。

ワイン単体の香りは、果実の形が残っているイチゴジャム、はちみつ、トースト、イチジク、ほんのり醤油、ほんのり日光浴したばかりの猫のかおりがありました。ど素人の率直な感覚です。妻の感想は、はちみつのかかった少し焦げた大学芋とのことでした。私の知っている大学芋とは違うようです。
飲んだ時の印象は、重くなく、一瞬甘みが広がり、その後に心地よい酸味と渋みが少しだけ遅れて追いかけてきました。余韻は短めで、一貫した柔らかな口当たり。回しつつ空気を含みながら飲むと、最初の香りと甘みが後半にも残りました。
黒コショウが効いたブルスケッタには少し負けてしまいましたが、ガレットやその他のイチジク料理に対してはその甘みを底支えし、酸味もまろやかにしてくれました。

今回飲んだモランデワインについて

ここからは個人的な興味で簡単にまとめたものです。

今回のワインは、チリのカサブランカ・ヴァレー(Casablanca Valley)で作られたものです。
チリは世界で一番南北に細長い国であり、その全長は4300キロメートルにも達します。直線距離だけで言えば東京からカンボジアくらいまでの距離があるわけですね。大きいです。東にはアンデス山脈、西には太平洋。そして北には砂漠、南には氷河と、雄大な自然が横たわっています。

ワイナリーサイトから引用
(https://www.morande.cl/web/casablanca-y-morande/?lang=pt-br)

カサブランカ・ヴァレーはそんなチリの真ん中あたり、首都サンティアゴから北西に行ったエリアに存在します。氷河がある南側からのぼってくる冷たい風や程よい日照量による寒暖差がピノ・ノワールやソーヴィニョン・ブランの育成に適しており、きりっとした酸味を保ちながら完熟するようです。

ワイン生産地としての歴史は比較的新しく、ブドウの樹が初めて植えられたのは1980年代のことです。同地にパブロ・モランデ氏の手に成るワイナリー「ヴィニャ・モランデ」があり、今回はそのワインシリーズをいただきました。レゼルヴァということで樽由来の風味がありましたが、さらに風味が高まるグラン・レゼルヴァもいつか試してみたいと思います。
ちなみに、チリワインのレジェンドと称される同氏はかつて、よく見かける自転車マークのワイン「コノスル」を擁するコンチャ・イ・トロ(Concha y Toro)で働かれていたようです。

パブロ・モランデ氏

床でお化けポーズをしていました。

そういえばお化けの手はどうしてこんな形なのでしょうか。
今度調べてみようと思います。

ご覧いただきありがとうございました。
皆さまの一日が素敵なものになりますように。

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