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夜にはもう、「考える」体力がのこってないんだもの。

夜、子どもたちを寝かしたあと、書く。


ほんとうは、朝いちばんに「ひとり時間」を取りたいけど、子どもたちが早起きなので、朝活は向かない。
日中、次男が昼寝すればそこでも書けるが、そんな日はほぼない。

夜、ひと通りの家事を終わらせて、あったかい飲み物とつまめるものを手に、椅子に座る。
テーブルに、ノートパソコンをひらく。
そして、書く。

大抵、書きたいことは昼間に考えているので、一気に打ち始めることができる。
案がないときでも、書き出してみればそれなりになるときもある。



ただ、夜は「体力」がない。

最近、日中に疲れすぎてしまって、夜にはもう書く気力が残っていないことが多い。

疲れすぎ、って。
仕事もしていないのに?とおもう。

でも、毎日「子どもと過ごす&家事をする」を休みなく、文字通り朝から晩まで続けていると、落ち着いて考えるという場面から遠ざかりすぎて、そのやり方が分からなくなるのだ。

夜に、その勘を取り戻そうとするんだけど、なかなかできない。
そのモードにならない。

ウダウダとパソコンの前に座って、携帯をつついている時もあれば、そもそもテーブルに座れなくて、ソファーにぐったりしている時もある。

昨夜は、それだった。
なんなら、ちょっとヤケクソになっていて、よく分からない小さなワインとおつまみを買って、爆食いして寝た。


おーい、そういうのやめなよー。
と、理性のあるわたしが呼びかけてくる。
安酒とか、寝る前のお菓子とか。
全部全部、自分を蔑ろにしているだけなのに。
分かっているのに。

でも一方で、体力も気力もない夜に、キッチンを美しく片付けて、自分のためにリッチな白ワインを用意して、手作りのおしゃれおつまみを作るなんてできないのよ、ともおもう。


だから、昨日はいい。
もう、いいのだ。
今夜はもう、いいのよ。
もう。もう。

何度も自分を慰めながら飲んだ。
あっという間になくなった。
途中で夫が二階から降りてきて、一瞬「おや」という顔をしたが、何も言わずにハグしてくれた。

もう寝るね。
はいおやすみ。
夫と挨拶をかわし、布団に入る。
本を少しだけ読む。
寝る前に、「あ、明日のnoteの投稿、用意してないな」と思ったけど、それも「もう、いいか」とおもい、目を瞑った。

エネルギー切れ。
そんな言葉が思い浮かんだ。
寝ているあいだも、ワインを飲む夢を見た。
小さなグラスに、赤黒いワインを何杯もいれては、ぐいっと煽っていた。



というような夜を過ごして、今朝。
いそいそと隙間時間にこれを書いている。

昨日書かずに寝て、今日はまだ投稿していない。
そのことが、なんとなく気色悪い。
だから、いそいそ書いている。


朝の方が、書くスピードも速い。
追い詰められているので、すばやく書ける。

そう思うと、「夜に書く」というのにこだわらなくてもいいのかもしれない。
朝でも、その日暮らしでも、何とかなる。


ぐでんとなっていた昨夜のわたしへ。
だいじょうぶ。
翌朝には、何とかなりましたからね。


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