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無理してたんだ、認めたくないけど。


月曜日、熱が出た。

1月6日のこと。
朝から、なんとなく寒気がしていたが、まだその時は事態を軽く見ていた。

なんやろ、今日さっむ。
もこもこに厚着して、毛布にくるまる。
夫は仕事始めだが、子どもたちは在宅。
あいにくの雨で、外には出られそうもない。
家でえっちらおっちら遊んでいたが、だんだん起きているのがしんどいほどの悪寒におそわれる。
体がだるくなってきて、ソファーに横たわった。

だるい。眠い。寒い。
あ、これ絶対インフルや。
そんな予感を頭をよぎる。
体はぎしぎし痛み出し、心はどんどん弱っていく。

夫に、「寒いおかしい、早よ帰って」と連絡し、夕方まではテレビをつけっぱなしにして、子どもたちを大人しくさせておいた。
その間も、ずっと眠い。
とにかく、目が霞んで眠かった。

わたしは普段、子どもがいる前で横になったり、うたた寝をしたりすることは、ほとんどない。
気が抜けないのだ。
目を瞑ることすら、ほぼない。

でも、この日ばかりは、勝手に目が閉じた。
こんなのおかしいよお。
絶対風邪だあ、インフルだあ。
と熱を測るも、37.1など微熱ばかり。
おかしい、なんだこれ。
咳も鼻水もなく、ただ、眠くてだるい。
結局、その日は37.7が最高のまま、早々に眠ることにした。



翌朝。
熱はなく、しかしひどい頭痛。

これまた、頭痛なんて年に数回しかない人間なのに、「なにこの頭痛?」とおのれを疑いたくなるような、THE⭐︎頭痛。

あと、とにかく食欲不振だった。
胃が重くて、げっぷや吐き気に近い感覚もある。
食べ過ぎ?
正月に食べ過ぎたからか?
自覚はあった。
調子に乗って、作り置きしまくって、めちゃくちゃ食べたもんな。
仕方なく、一旦食べるのをやめる。



その日は、長男を送り出さねばならず、渋々支度をして、家を出る。
年明けの行き渋りとしては、長男よりむしろ、親のわたしの方がひどかった。
長男を送り届け、次男と外で遊び、買い物などを済ませて、また長男を迎えに行って。
その間も、ずっと頭痛は治らなかった。


もしかして、携帯?
寝る前に、パソコンのしすぎ?
頭痛の原因は、それくらいしか思いつかなかったので、一旦それらを控える。
「note」からも、距離をとる。
公募など準備をしていたが、それもやめる。
体調を崩してまで、やる必要ないや。


それからは、夫が毎日早めに帰宅してくれて、家事もたくさんしてくれたおかげで、少しずつよくなっていった。
妙な頭痛も、日に日に薄れた。

ただ、毎月のメンタルの不調期になだれこんでしまい、土曜日には自分でもコントロールが効かないくらいイライラが絶頂に達した。

これもまた、なんなんだろう、毎月毎月。
生理前にイライラするのはあるけれど、わたしはいつも生理後だ。
生理後症候群?というやつ?
分からん。
そういうことをすぐネットで検索するから、ますます携帯を触る時間が増えて、頭痛が治らないのだ、まったく。
自分に呆れる。

土曜日は、子どもたちを夫に託して、しばらく昼寝した。
3時間くらい。
自分でも驚いた。


そこからだ。

__あ、軽い。
頭の重さも、心のざわざわも、明らかに薄れている。

これなら、だいじょうぶ。
そう思った土曜日も、一応携帯の使用を控えて、早めに就寝。



そして、日曜日。
ようやく、「ああ、いつものわたしに戻ったかもなあ」と思えた。
子どもたちと話しても、イライラしない。
料理を作ろうと思える。
家事をしても、混乱しない。
ご飯を食べたいと思える。

うん、これならだいじょうぶ。
治ったんだ。
よく分からない、謎の不調が治った。

一週間の不調。
疲れだったのか。
何かの風邪だったのか。
携帯やパソコンのしすぎだったのか。
生理後にある、いつもの不調だったのか。

原因は、よく分からない。
治ってしまえば、「何であんなにしんどがっていたんだろう?」と不思議なくらい。


不調というのは、いつもそう。
渦中にいるときは、不幸のど真ん中。
世界でいちばんかわいそうなのは自分に違いないと思うんだけど。
過ぎ去ってしまえば、嵐のあとの海のように、おだやかな心で息が吸える。



ただ、いくつか思うことはあって。
やっぱり、ちょっと張り切りすぎていたのではないか。
頑張り過ぎちゃってたのかな、って。
無意識に。


年末年始。
大きな予定はなかったけど、大掃除におせち作り、他にも家事をいっぱい詰め込んで。
「note」だって、毎晩結構な時間を割いた。
それは、楽しかったからだし、「書くこと」をやりたくてやっていたんだけど。
そのせいで、寝るのも連日遅くなって。
体力ゲージは、きっと減り続けていた。


不調の一週間、夜にパソコンを開かなかったおかげで、目も頭もクリアだった。
「note」のことも、一旦忘れた。

それがまあ、当たり前だけど。
ラクだった。
助かった、とおもった。
やめてよかった、とおもった。

やっぱりそれは、楽しくても、どこかで無茶が生じていた、ということだ。

無理してたんだ、認めたくないけど。



昔から、楽しいとガーッとハマってやりこんじゃうタイプだ。
でも、長く継続するために、あえて無理のないペースでとどめる勇気を、わたしはもっと持っていたほうがいい。


まだ完全復活、とはいえない。
胃腸の調子は相変わらずよくないし、寝不足も続いている。
私生活も、いよいよ仕事復帰が迫っており、あらゆる準備に追われている。

noteは、一旦スローペースに。
夜のパソコン、日中の携帯も控えよう。



不調だとつぶやいたとき、「スキ」やコメントをくださった皆さま。
ありがとうございます。
心にコロンと飴玉が届いたような、救われる気持ちになりました。

もうしばらく、低浮上のままだと思います。
また元気が溜まったら、戻ってきます。




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