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草花👀イラスト&みすゞを描く時間は、凸凹な自分の居場所①「土」/コバンソウ

 この絵を描いていたのは、父の病床の窓際でした。どんな場所よりも不思議と筆が進んだ記憶があります。誰にも邪魔されずに描ける居心地のよい居場所だったのかも・・・。

 ふだんは「雑草」と呼ばれる名のない草のコバンソウ。よい畑にも よい道にもなれなかった自分の役割は何だろうか?そんな自分でも「名のない草のお宿」にはなれるかもとみすゞさんは言います。

 ときどき色のないイラストの下絵を子ども達に届けています。作品の出来栄えではなく、自分のペースで、自分の選んだ色合いで、ゆっくりと紙の上に色を置きながら過ごす時間や空間が宝物になってくれればなあとも思います。
 私が病室の片隅で心地よく描けたのと同じように、静かな部屋で自分のペースですてきな輝きを見せてくれる子ども達。自分に合った居場所があるって大切なんだなあと気付かせてくれます。



 

 

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