ワーママこそ「頑張らない日」を作ろう
子育て中は、どうしても「頑張らなきゃ」と思いがち。
復帰してまだ間もない仕事だって、手を抜けない。頑張らなくちゃ、と気を張る。
そんな毎日を過ごしていると、ふと、張りつめていた糸がぷちんと切れるように、脱力してしまって動けないときがある。
なんで私は頑張れないんだろう。
そう思うのではなく、そんなときは今日は「頑張らない日」と決めて過ごしてみる。
だって、いつも頑張りすぎていると、心も体もくたくたに疲れてしまうから。
育児は特に、24時間体制の仕事。それに加えて、プラスアルファでさらに仕事をしているんだもの、疲れないわけがない。この疲れやしんどさは正当な感情だもの。
子どもたちにとっても、ママやパパが常に100%でいる必要なんて、ない。80%の日もあれば、30%の日もある。
「今日はちょっとゆっくりしようかな」「休もうかな」と思って過ごす日があっても、子どもはちゃんと成長するし、家族もそれなりに楽しく過ごせる。仕事もきっと大丈夫。
頑張らないと決めた日の休日は、朝から家事や掃除をやろうとせず、できる範囲で片づけをするだけにとどめる。部屋が散らかっていても、そのままでも大丈夫。今日は「まあいっか」と思いこむ。
料理も頑張りすぎない。いつも手作りの食事を心がけているママも、たまには冷凍食品やデリバリーに頼ってもいい。おにぎりオンリーだっていい。
子どもたちは、ママが作った食事が大好きかもしれないけど、おにぎりDayがあったらあったで特別な気持ちで過ごせると思う。冷食パーティーしたっていい。
笑えないほど疲れてしまう前に、頑張ることをやめたほうが、きっといい。そう思うから。
私たちはつい、「いい親でいなきゃ」と思いがちだし、仕事でも「完璧」を目指しがち。
でも、本当はひとりで完璧を目指さなくても大丈夫。
ママができることとパパができることを合わせて、合格点に届けば大丈夫だし、仕事だって、苦手は誰かに協力したり、信頼できる人に依頼したっていい。
周りの人と比べてしまって、「私もあれをしなきゃ、これをしなきゃ」と思う瞬間があるかもしれないけど、そんな時こそ「頑張らない日」を取り入れてみる。
充電する日があるから、また頑張れる。
頑張らない日を作ることは、本当は少し怖い。
なまけているように見られるのでは、
さぼっていると思われたら、
だらしない人と思われたら、
と思うと背中が寒くなってくる。
でも、エネルギーをチャージすることは、とても大切なこと。スマホだってパソコンだって充電しなければ使えない。
1日まるっと時間が取れなくても、半日、数時間でも家事や育児、仕事に対する自分の気持ちを少しゆるめる。それが、その後の仕事や家族との時間に対して、もっと前向きになれたり、楽しむためのパワーになる。
休息をとることで、また次に頑張る力が湧いてくる。
頑張りすぎて、いつの間にか疲れ果ててしまわないように。
頑張らない日を作って、自分を甘やかす。大丈夫と言い聞かせる。自分で自分のケアをする。ゆっくり休むことを意識的にする。
そうすることで、明日も元気に、笑顔で子どもたちと向き合える。仕事に取り組める。
「頑張らないこと」をあえて選ぶためには、勇気が必要。
自分に対して優しくすることも勇気が必要。
ちゃんと休める自分に、ちゃんと立ち止まれる自分に、「勇気があるね!」とほめて、労って、優しくして。力を抜いた1日を一生懸命に過ごしてみた私のひとりごと。
明日も、いい1日になりますように。
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