こんなにお腹をさする日々はもう一生ないだろう【第二子妊娠記録】
力強い胎動によって起こされた朝、時計はまだ5時を少し過ぎたところだった。私はまだまだ眠い瞼をこするよりも先に、お腹に手をあてた。
ぐいーーん。ぽこっ。
動いている。生きている。
そのことにほっとして、やっと瞼をこすってあくびをした。
*
私はきっと無意識に1日に何回も何十回もお腹をさすっているのだろう。
第一子ちびちーはまだ1歳半なのにもかかわらず、そこに赤ちゃんがいることがわかっているような優しい手つきで私のお腹をなでるようになった。
パパもほぼ毎日のようにお腹に話しかけるから、ちびちーも真似して私のお腹に何かを話しかけている。最近はお産をレクチャーでもしているのかな。
現在、妊娠39週。
私のお腹はつま先が見えないほどまで大きくなった。
第一子ちびちーを39週で産んでいること・切迫早産の兆候があったことから、第二子ちびにーがここまでお腹にいると思ってもみなかった。
きっと、これが最後の妊娠・出産になるだろう。
(第三子、ほしいと思ってはいるけど、経済的にむずかしい)
そこで、はた、と気づいた。
すべてが思い出になっていくことに。
もう二度と私はこんなにお腹をさすることはないということに。
1歳半のちびちーが一生懸命にお腹に話しかける姿も、もうじき見られなくなることに。
「すべてがもう戻らない思い出になっていく」
それは、妊娠・出産だけでなく、子育てにも日常生活にも言えることだろう。それでも、まき戻しのできない今までの日々になんだかやたらと切なくなってしまった。
と、同時に、今お腹にいるちびにー・優しくお腹をなでる小さなお姉さんのちびちーがさらに愛しくかんじて、朝から涙がでてきた。大好き。愛しい。言葉だけでは足らないや。
今日、ちびちーが起きたら、「おはよう」はいつも以上にとびっきりの愛情をこめよう。
明日もいい1日になりますように。
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