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くすみのタイプ別・原因とお手入れ方法(日本化粧品検定2級)
くすみとは、顔全体または目のまわりや頬などに生じ、肌の赤みが減少して黄身が増し、または肌のつやや透明感が減少したり、皮膚表面の凹凸による影によって明度が低下して暗く見える状態です。
肌の色は、皮膚を構成する乳白色の真皮と半透明の表皮、さらに表皮に含まれるメラニンや真皮の毛細血管を流れる血液などの色が混ざり合うことで構成されます。
老化や肌荒れなどで角層が厚くなると、メラニンの影響を受けて肌の色が暗くなったり、血行が悪くなることでくすみの原因となります👩🏾🦰
くすみにはいくつもの原因があり、それぞれ改善方法が違うので、どのタイプのくすみか見極めることが大切です🌟
くすみのタイプ別・原因とお手入れ方法
角質肥厚型
《見分け方》
灰色がかっている
※ひじやひざ、かかとに多く見られる
《原因》
ターンオーバーの遅れが原因で角質肥厚が起こり、肌がくすむ
《お手入れ方法》
ピーリングや酵素・スクラブ洗顔、ピールオフパック、拭き取り化粧水などで、余分な角質を取り除く(肌が極度に乾燥、アレルギーのある場合はこれらのお手入れは避ける)
《効果的な成分》
ピーリングの成分はAHA(アルファヒドロキシン酸)である乳酸、リンゴ酸など。酵素はパパイン、プロテアーゼなど
乾燥型
《見分け方》
キメが乱れており、透明感やつやがない。
《原因》
加齢や乾燥でキメが乱れ、肌の表面で凹凸ができ光が乱反射することで肌がくすむ
《お手入れ方法》
基本のケアにプラスして保湿美容液、マスクやパックを取り入れる。保湿ケアすることが大切。
《効果的な成分》
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸など
血行不良型
《見分け方》
血色が悪い、青黒い
《原因》
加齢や疲労、睡眠不足などの原因で血行が悪くなることで肌がくすむ
《お手入れ方法》
血行をよくするために、マッサージやホットタオル、入浴が大切。タバコもひかえ、適度に運動する。
《効果的な成分》
カブサイシン、ビタミンE誘導体、炭酸など
糖化型
《見分け方》
茶色っぽい黄ぐすみ(黄褐色)
《原因》
肌の中でたんぱく質と糖が結びつき、褐色の「AGEs(最終糖化生成物)」をつくり出すため肌がくすむ
《お手入れ方法》
抗糖化作用のあるカモミール、ドクダミなどをとり、血糖値を急増食事を心がける。糖化に注目した美容液でケア
《効果的な成分》
ビタミンB1/B6、ビタミンC誘導体、クエン酸、αリポ酸など
メラニン型
《見分け方》
肌に色ムラがあり黄身がかっている
《原因》
紫外線や肌の摩擦によりメラニン色素がつくられる。
このメラニンが排出されずに残ってしまうと色素が沈着して肌がくすむ
《お手入れ方法》
紫外線をカットして美白ケアを行う。
ターンオーバーを促し、メラニンを滞らせないようにする
《効果的な成分》
ビタミンC誘導体などの美白有効成分やレチノールなど