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高専の「ものづくり体験教室」

子供達が、小学生の頃、一番近い『高専』の“ものづくり体験教室”に行っていました。
年に一回、夏休みにありました。
『高専』は、「高等専門学校」の略で、一貫五年生で、卒業時は、短大資格が取れるのが特徴と思います。
小さい頃から理系の息子は、大いに楽しみにしていて、また、娘も実験が好きで、楽しみにしていました。

学校は、五年生までいて、高校の様な大学の様な感じがありました。
“ものづくり体験教室”では、小中学生に行う教室ですが、小学生達が訪れているのが多く、皆楽しそうに体験をしていました。
理系分野の『科』に分かれていて、「生物」「化学」「情報システム」「工学」など分かれているようでした。
各『科』で、学生さん達が、子供達に色々教えてくれるのです。

なんか憧れます

体験で子供達が喜んでしていたのは
「ブロッコリーから、遺伝子を取り出す」実験で、ブロッコリーをすり鉢でよくすり潰し、それを試験管に入れて遺伝子を観察する物とか、

ブロッコリーをすり鉢ですり潰します
家でも実験できるそうです


「人口イクラを作る」実験では、色を付けた
液体をスポイドでビーカーに入った液体に一滴ずつ落とすと色の付いたイクラの様な物質ができるとか、

だそうです


「針金モーターを作る」実験では、針金を巻いた物をクリップに、渡して電気を通すと回転して、動力になるという物で、

で回転します


息子は、6年の夏休みの自由研究で、
「針金モーター」の針金の太さや、巻く回数、丸みの大きさの違いで、どれが一番よく回転するかの装置を作り、発表した事で、県の科学展に入賞する事ができました。
『高専』のおかげです。

『高専』の「ものづくり体験教室」では、学食に行ってお兄さん、お姉さん達が食べているメニューを味わう事が出来るのが、子供達の楽しみでもありました。
4年で初めて行った息子は「カレーライス」を頼んで食べたのですが、これが中々の辛口で、辛いのが苦手な息子は苦心しながら食べていました。
「さすが、『高専』、大学生くらいの人がいるので、大人味なんだね。」と、言っていましたが、その後、どの学校に訪れても「カレーライス」を頼んでいました。息子曰く、
「その学校を知るにはまず、食堂の「カレーライス」を食べてみるのが解りやすいんだ!」だそうです⁉︎

その息子は、『高専』で唯一、「システム」のコーナーには、行きませんでした。
そこでは、レゴブロックで車を作り、自分達で、車の走行ルートをパソコンでプログラミングする。というものでした。
「興味ない」とスルーしていたのですが、
現在、“プログラミング”がメインの『システム開発』の仕事をしているのは不思議です。


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