バイクのヘルメット
もちろん、昔はヘルメットを被れ❗️
などという法律はまだありませんでした。
私が小さい頃はまだ、我が家に車が無く、バイクでした。
ですから、中型スクーターに乗って、母を後ろに乗せて(それも横ノリ)通勤していた父たちは、ノーヘルでした。
父のスクーターは、当時流行っていた、富士産業の「RABBIT」ジュニアという中型バイクでした。
颯爽と二人乗りして通勤していた2人は、それはそれで楽しかったのかもしれません。が、
今思うと、すごい話です。
職場まで8km程あったので、事故が無かったのは良かったですが、奇跡的に思えます。
その後、私が幼稚園の頃1967年(昭和42年)車を購入したので、バイクのヘルメット義務化の1972年までは、バイクに乗っていないので、ヘルメットも要らない生活者でした。
私がバイクの免許を取ったのは16歳の時1978年(昭和53年)で、もちろん原動機付自転車の免許で、バイクも買いましたが、50cc以下の原動機付自転車は、ヘルメット義務がありませんでした。
暑い夏にはノンヘルで、快適に風を切って走らせていました。
制服でも乗っていました。
それでも、冬になるとノンヘルは寒くて、結果、ヘルメットを購入して被って運転する事になりました。
最初購入したのは、原付ということもあって、
「シールド付きのジェットヘルメット」を買いました。
ところが、これがやっぱり寒いのです。
鼻から下は、風がもろ当たりで、マフラーを鼻までグルグル巻きにしていました。
そのうち、「フルフェイスヘルメット」を購入しました。寒さには勝てません!
どうにか首周りが寒いにとどまり、原付「チャッピー」には不釣り合いな格好で乗っていました。
大学の頃は通学にバイクを使っていました。
バスだと遠回りになるからもあるのですが、お金の節約の為が一番でした。
冬場のバイク通学はとても寒くて、学校に着いた後、教室で脱ぐものがとても多く、逆さにしたヘルメットに、マフラー、手袋、その下にはめる軍手、レッグウォーマーと、山積みにいつもなるのでした。
結局、原付のヘルメット義務化は、1986年(昭和61年)で、その前に車に乗る事になった私は、関係無かったのですが、あのヘルメット無しの風を切って走った記憶は、宝物の様に感じます。
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