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熊本県天草 南蛮の島

若かりし頃、車を走らせ、「たこ焼き」を食べに天草まで行ってました。
天草は、「タコ」が有名で、なんと日本一有名な「明石」のタコが、過去絶滅したことがあり、その際、天草から「タコ」を譲ってもらい、今に至るという事で、「明石」のタコと「天草」のタコは、親戚だというんです。

そんな天草の「たこ焼き」のタコが小さい訳がありません!
めちゃくちゃ大きな「タコ」入り「たこ焼き」を食べに天草まで車を走らせていました。
ただ、それだけに熊本の西端の島に何時間もかけて行っていたのです。
若かった〜!

天草は、タコだけではありません!
海産物も、それはそれは沢山の種類が取れます。
海も、有明海、東シナ海、八代海に挟まれ、また、車海老の養殖も盛んです。
また、努力の結果、廃れていた「天草大王」の鶏の復活で、美味しい鶏も食べられる様になりました。

博多の水炊きも、この鶏だったらしいです



天草は、島々からなり、その島々を繋ぐ橋が観光にもなるほど一つ一つ違う作りになっている橋で、「天草五橋」と言われています。
景色がとても綺麗な場所です。

この先も島は続くのですが、
この五橋が有名です。
手前の端は2号橋です

天草の島々はそれぞれ小さい島で、一番大きな島は一番先にある「下島」になります。
この下島には、二つの世界遺産の教会があります。
「崎津教会」は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「天草の崎津集落」内に立つ教会です。昭和9年
(1934)、フランス人宣教師ハルブ神父によって建てられたゴシック様式の尖塔と白い十字架が印象的な教会で、この教会が立つ場所は、絵踏が行われた庄屋役宅跡だったそうで、信仰の復活をあらわすシンボルとして建てられたそうです。主構造は鉄筋コンクリートと木造で、内部は畳敷きになっており、絵踏が行われた場所に祭壇が置かれています。敷地内の史料館では、ハルブ神父の遺品を展示しています。

崎津教会


もう一つは、「大江教会」です。キリスト教解禁後に天草で最も早く建てられた教会だそうです。現在の教会は昭和8年(1933)、フランス人宣教師ガルニエ神父が信者たちと協力して建てたもので、ロマネスク様式の建物です。白く優美な姿が美しく、教会内にはステンドグラス越しに柔らかな光が差し込んでいます。

大江教会


下島の本渡には、昔、お店のオープニングで何度も行った事があります。綺麗な景色が望める海岸線を進む道は同じ所を何度も通っている錯覚を覚えたものです。


天草といえば、『天草四郎』が有名です。
誰もが知っている通り、「島原の乱」で、乱を先導したと言われる人物です。
「天草四郎ミュージーアム」や「天草キリシタン館」で良く知る事が出来ます。

天草四郎像


また、天正少年使節団は、知っているでしょうか。
1582年、九州のキリシタン大名の名によって、4人の少年達が、ローマに派遣された使節団の事です。
使節団によってヨーロッパの人々に日本の存在が知られるようになり、彼らの持ち帰ったグーテンベルク印刷機によって日本語書物の活版印刷が初めて行われた歴史があります。
「天草コレジヨ館」はそんな歴史を知ることができます。
使節団の彼らは帰国後、鎖国になっており、哀しい人生が待っていました。
でも、彼らの功績は、あったと思います。

グーテンベルク印刷機


あと、「イルカウォッチング」が有名です。95%という高い確率で、野生のイルカを見ることができます。

アクセスとしては、福岡空港や、熊本空港から「天草エアライン」という飛行機もあります。
ゴールデンウィークが始まります。天草に訪れて見るのも良いと思いますよ❗️

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