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ガラケーとスマホ
父や母はいわゆるガラケーを持っていたのですが、それを所持するのはかなり遅く、父や母が70歳を越してから、携帯を持つようになりました。
母は、母の妹と毎日、電話をするのが好きで、家の固定電話だと、何かと不便だったので、父を巻き込み契約したようでした。
私は、電話はあまりせず、当時からメールのやり取りを主にしていたので、母からの電話は、面倒だと思うばかりでした。
父はというと、テーブルに携帯を置いているのですが、電話をしても出る事が一切ありませんでした。呼び出しも、バイブレーションだけにしているし、何なら振動に全然気づかないしで、何のために持っているのかわからない物でした。
父に聞くと、時計として使っている。
との事で、父に電話をする時は、固定電話にする必要があり、母に父の携帯を解約してはと何度も言いましたが、
「何かあった時、必要でしょ」と役に立たない言い訳をしていました。
結局、そのまま父は亡くなったので、ほとんど新品のようなガラケーが残りました。
その頃母は、何度もスマホに切り替えたいと言い出しました。
LINEがしたかったみたいですが、
ガラケーでもメールを送る事ができないのに、スマホなんて、高度すぎます。
「お金が随分かかるようになるし、電話はガラケーの方が便利が良いのよ!」と何度か諭してとどまっていました。
その後、認知症になり、私の携帯に電話がよくかかるようになりました。
そう、訳がわからなくなっているので、1日に何度も同じ事で、かけてくるのです。
施設に入ると益々、酷く、私の携帯への通話料金はかからないのに、叔母にしている分でひと月1万以上になってきて、私も叔母もノイローゼ状態になりました。
私は、あまりの電話の頻度に、携帯のバイブレーションだけでも身体が反応して、怖くなりました。
そこで、家族とも話し合って、着信拒否をする事にしたのです。
心配だったので、たまに母が残した留守電話の内容をチェックはしていました。
叔母にも言ったので、少しの間、着信拒否をしていたそうですが、
「可哀想だから」と、10回に一回ほど電話にでていたそうです。
こんな事なら母にスマホを買ってやっていれば
使いきれず良かったのかも、、、とまで思いました。
携帯では大変な目にあった思い出です。
結局、「スマホ」を使いこなせる年齢では無かったのですが、果たして、今の後期高齢者のどれくらいの方がスマホを使いこなしているのでしょうか⁉️
今、86歳になる義母は「スマホ」を持っています。
が、電話が主です。
たまに、メールをします。
LINEを孫達が教えたのですが、あまり活用していません。
写真もあまり撮りません。
アプリはほとんど入っていません!
娘が帰った時に、あれやこれや聞いています。そんな方が多いのでは無いでしょうか⁉️
そういえば、私もスマホに切り替える時、娘と同じ機種を買いました。
だって、わからないところは娘に聞く事ができるからです。若い人達は良くわかっていて、感心します。
私の年齢でも、よく、わからない事が出てきます。
それを教えて貰わないと、今でも困ってしまいます。いつまで、使いこなす事ができるのか不安です。
本当、大変な時代になりました‼️