嵐を呼ぶ男
息子は『雨男』です。
彼が何処かに行く時は必ずと言ってもいいくらい“雨”が降ります。
卒業旅行で、ヨーロッパへ行った時、3月のこの頃の季節ですが、パリで、「みぞれ」が降りました。
帰り、ドバイでの乗り換えでは、「雹(ひょう)」が降りました。
そんな息子が高校一年の夏、阿蘇への宿泊研修がありました。
なんと、台風が研修の前の日に来たのです。
でも、当日は台風も通り過ぎかかっていて、計画通りにバスに乗って出掛けて行きました。
宿泊施設に泊まるのですが、ご飯は、自分たちで、はんごう炊飯、カレー作りとアウトドアな計画でした。
元気に帰ってきた息子に話を聞くと、初日、九重に夢大吊橋というのがあり、(日本一の吊り橋です)大吊橋を渡るのがあったのです
が、息子達が渡り始めると、にわかにガスが出てきて、突風が吹き、『嵐』になってきたんだそうです。息子のクラスだけが渡り掛けていて、後にも戻れず、渡り切ったのですが、他のクラスは中止になってしまっていたので、風が吹き荒れ、雨も降ってきて、揺れる吊り橋をもう一度渡って戻ったそうです。
その後も天候が悪かったらしいのですが、炊飯を始める頃天候も良くなってバッチリ美味しいご飯がたべられたそうでした。
高校二年の修学旅行は、北海道へ行ってのスキー研修でした。
食事は、「ジンギスカン」や「カニ」の食べ放題で、満足したそうです。
スキー研修をしている時間、たまたま、ママ友達とのランチで、一人のお母さんが、息子さんが送ってきたライブ映像を見せてくれました。
『大嵐』でした。
送ってきているはずの映像には、息子さんもよく映っていません。真っ白でした。声だけ聞こえて来ていました💦
2日間のスキー教室で、1日目は出来なかったらしいです。
このスキーの為に、練習までして行ったのに、1日だけのスキーになりました。
高校三年の運動会の時、やはり台風がやって来ていました。
台風のコースも少しずれていたので開催になりました。
天気は、雨は無く、曇りで、子供達は元気に走り回っていました。
子供達は高校三年まで縦割りで、3グループに分かれて、ひな壇に業者がガッチリ組んだ足場で応援する様になっていますが、父兄にはテントがあり、先生達と一緒に見学できる様になっています。
しかし、台風の影響で時たま激しい風が吹いていました。
そうこうしていると風が酷くなってきたのです。
のんびり座っていたのですが、テントが浮いてくる様になり、父兄が揃ってテントを押さえながらの応援になりました。
事故になることは無く終わったので幸いでしたけど、ママ友達とも、何故こんなに嵐が、来るのだろうという話になり、「うちの子が雨男です。」とも言えずにいたら、子供達も「誰が「嵐を呼ぶ男」だ❓」という話になっていたのです。で、それが、高校から赴任してきた、「校長先生」だという事がわかったのです。
「校長先生」が参加する行事は、必ずというほど『嵐』が起こっているらしいのです。
思えば、今までの行事には全て「校長先生」が参加していました💦
うちの息子でなくて良かったと“ホッ”としました。
ちなみに、我が家のイベントは、『晴女』の私と娘がいるのでバッチリ、晴れ‼️です。
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