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昔の添加物

高度成長期に問題になったのが、食品の『添加物』です。
祖母は出汁を取るのにも、昆布と干し椎茸を水に浸し、いりこも頭とお腹を出して、鰹節もたっぷり使った出汁をいつも使っていました。

その反対に、小学3年生から母の食生活になると一変します。

時は高度成長期、添加物もたっぷりで、色々出てくるインスタントに頼りきった食事がメインになりました。
出汁も、インスタントの出汁の素を使い、楽々生活を始めたのです。

我が家の添加物食品もそうですが、当時、嘘か誠か、インスタントのラーメンには添加物がたっぷりで、最後まで汁を飲むのは良くない❗️というのがありました。
ですからラーメンを食べた時は、汁を残すのが普通だったのです。
その後、塩分が気になると、汁を残す人がいますが。
『添加物』で、汁を最後まで飲まないというのは多分、全国的に言われていた事で、実践していた方は多いと思います。

汁は最後まで飲まない!


それから、私も結婚して、子供ができると、添加物が気になっていた私は祖母が実践していた方法で、食事を作るようになりました。
朝のお味噌汁も前の日からピッチャーに昆布と水を入れて冷蔵庫で、じっくり出汁を取る方法をとったりしていました。

時代は、そういう『添加物』を気にするようになり、最近は無添加の物が増えてきて、安心食べられる物が増えました。

娘に、昔のラーメンの話をしたところ、
「添加物って、汁の下に溜まる物なの⁉️」と言われ、
「言われれば、そうね❗️」
になりました。
なんだったんでしょう、あの汁残しは💦


そういえば、子供の小学校で父兄の工場見学があり、「味の素」へ行った事があります。
アミノ酸を主成分とした「味の素」ですが、昔から『添加物』の塊のようなイメージがありました。
しかし、工場見学で知ったことは、「味の素」の原料は“サトウキビ”だということでした。

昭和30年代に、NHKの料理番組で、商品名を言えないために、「味の素」を『化学調味料』と呼んでいた為に、『化学調味料』イコール🟰『添加物』となった様なのです。
工場からの帰りに、間違った考えに申し訳なく思ったものです。
そういえば、父は私が子供の頃、頭が良くなるからと、「味の素」を舐めさせていたと聞いた事があります。その時はなんて事をするんだ❗️と思っていましたが、案外理にかなっていたのかもしれません。(頭が良くはなっていませんが、、、、)

味の素 
今は『うま味調味料』と呼ばれています


『添加物』ですが、今は完全無添加はちょっと無理の様です。
まぁ、企業努力で、少なくしたり、あまり害のない『添加物』を使用したりしているようです。

ですから、今は便利の良い物で安全な物をなるだけチョイスして利用する様にしています❗️

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