『三四郎』を読んで
夏休みなので読書感想文を書いてみた
夏目漱石 『三四郎』
読んでない人はどうか
冒頭の15ページだけでも読んでみてほしい
絶対引き込まれるから
ギャルが読んでもZ世代が読んでも
心にさざ波が立つと思う
『迷える子羊』という流行語を生んだ名作
ストレイシープ、ストレイシープ、、、
三四郎のキャラが良い
こういうやつ、モテるよなぁ、、、
みねこさんの悪女感がひどい
おみつさんの木綿のハンカチーフ感が凄い
与次郎ええかげんにしとけよ
よしこギザカワユス
広田先生の役は佐藤浩市がやってほしい
野々宮さんは松田龍平でよろしく
その他
列車で2日かけて東京まで行くんや
途中名古屋で泊まるんや
列車遅っ!とか
けっこう色んな家で女中さん常駐やな
みんなセレブやなぁとか
そーゆー当時の細かい描写も面白い
『坊っちゃん』や『我輩は猫である』も
今読んでも文句無しに面白い
それらを入門書とするなら
この三四郎は正にセカンドマスト
色恋が絡むので現代的で入り込みやすい
『こころ』とか行く前にぜひ読んでほしい
なんしかこの時代の小説は堅苦しくて読みづらい部分もあるけど一度没入してしまえば『おお!この時代はこういう状況はこう描写するんやな』とか『いやいやいや、それコンプライアンス思いっきりアウトやろ。アウト過ぎてウケるわ』とか色々と面白い
いずれにせよ
紙幣にもなった日本随一の文豪だけあって
漱石の拵える文章はやはり美しく鋭い
あと文明開化の時代の洋食がおいしそうで
『スープ』を『ソップ』と表記されると
珍しい料理みたいで飲みたくなりました丸