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【読報】杜子春/芥川龍之介②~人とお金との付き合い方編~

あなたに+α、U+α(ウタ)です。
②ということは、①があるわけでございまして・・・・↓↓↓

まあ・・・・読まなくても大丈夫です。
導入部ですが、前回の簡単なあらすじを書きますので
この記事を読んで、「前回の内容読みたいな~」と
思ったらで構いません。

では、ツッコミ満載の独断と偏見の読書報告、略して読報!!
はじまりま~す・・・
※この記事は5分で読めます。

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10秒でわかる前回のあらすじ

金銭感覚が狂ってる青年、杜子春が
3回大金持ちになるが
無計画で使いまくって3年以内に貧乏に
お金が無くなると人が見向きもしてくれなくて
「人間」というものに愛想が尽きた。


1.あらすじ②(片目眇めの老人とは)


青年杜子春
片目眇め(かためすがめ)の老人の不思議な力で
代償もなく2回も大金持ちになるが・・・
どれもあぶく銭。
もう一度大金持ちになる提案をされるがそれを拒否。

前回から読んでる方には見飽きたかと思いますが・・・片目眇めの老人イメージ


理由は

「お金があるときしか人が寄ってこない」


う~ん・・・これは
人とお金とも「そういう付き合い方」をしてるんじゃないんでしょうか??
杜子春自体ではなく、お金にしか価値がないような
お金の使い方をしてるからでは・・・・と。
お金そのものには
もちろん価値があります。
理由として2つ考えられるのではないかと。

①お金を自分で稼いでいないから

杜子春は
何の苦労もなく
お金を手にしています。
そこまでの過程があれば、
何の考えもなく浪費しなかったのではないかと。


②「お金」以上の価値を見いだせていない

いや、「お金」は「お金」で、
それ以上でもそれ以下でもないだろ!

とお叱りの方、まずは話をさせてください。
「お金」は「お金」で
money  is moneyです。金は金なり
お金はモノやサービスを得るための「手段」であります。
等価交換。
「等価以上のものは得られないだろう!!!!!!」

いえ、実はあるんです。

それは文字通り「投資」です。
お金そのものを増やすためにお金を使う、
これもそうなんですが
杜子春は元手があり、
働いてもないので時間もあります。

そこで「人付き合い」に投資するべきでした。
現代でも、急に大金持ったら
よくわからん親戚が沸いて出たり
いろんな団体から連絡が来たり

大変だと聞いています。
人を信用できなくなるかもしれません。

だからこそ、
むやみやたらにその場だけの友人に
お酒やご飯をおごるのではなく
信頼のある企業に投資したり
自分の名義で教育団体や地域への寄付金をしたり

お金を使って自分の社会的価値を上げるべきでした。

片目眇め(かためすがめ)の老人は

「じゃあ、貧乏人として生きるか?」


の問に対して
杜子春「それは無理~~」

おいおいおい・・・杜子春、
どうすんだ・・・?


杜子春
「いや~、あんたただモノじゃないだろ?
俺を一瞬で大金持ちにさせた。
仙人かなんかなんでしょ?その仙術を学びたい!!!
弟子にしてくれ!!!!」

片目眇め(かためすがめ)の老人
「いかにも!!!鉄冠子という仙人だ!弟子にしてやる!!」


片目眇めの老人改め「鉄冠子」

杜子春!!!!
これいいんじゃない?
と私は思いました。

理由は
「お金を稼ぐ方法そのものを学ぼうとしたこと」

確かに仙術で楽してお金手に入れたい、って発想かもしれません。

でも、なかなかいい戦術です。仙術だけに

お金を稼ぐノウハウを学ぶ。

鉄冠子(てつかんし)はいいます。

「弟子にはしてやる。ただし・・・・


  立派な仙人になれるとは限らんぞ?

  ここじゃなんだから、とりあえず場所移すか」

青竹を拾い上げ、
それにまたがり、呪文を唱え
空を飛びます。

さすが仙人。

ここで高らかに歌を歌うんですが
割愛させていただきます。

「割愛」とは
惜しいと思うものを、思いきって手放したり省略したりすること。

です。
ホントはこの歌で色々皮肉って面白いとこですが
なんせ、また物語が進まなくなるので
ご自分で調べられてください。

割愛・・・・時間・文字数の関係上泣く泣く省略すること

峨眉山(がびざん)という仙人の修業の場に到着します。

そこは人里離れた山奥で
その一枚岩の上に降ろされます。

・・・と、今回はここまで!
全然「杜子春!!!!」と叫ぶ場面(杜子春①を参照)にいきませんね・・・・(笑)


2.ここまでのまとめ②

すみません、あらすじのところに
色々ぶっこみました。
その分短めです。

杜子春は

お金持ちになる

から

お金を稼ぐための方法を身に着ける

というマインドの変化がありました。

私個人としては
全体を通して
物語後半より

やはりこの部分が印象深いです。

「杜子春‼‼‼」がまだ出てきてないですが(笑)

私も
お金の価値と自分の価値を
改めて見つめ直すことができました。

しかしまだまだ。

仙人ではないですが
私もこれからも修行です。
共に頑張りましょう!!!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

もし、前回の内容が気になる方は
ご一読されてください。
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次回↓↓↓

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