#8ストレスが身体に及ぼす影響
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前回までストレスの捉え方について書いてきましたが、ストレスが捉え方によっては「心の成長」によくない事は何となくつかんでいただいたかもしれません。
今日はそのストレスを「悪いもの」と捉えた場合、自分の身体にどのような影響があるか考えてみたいと思います。
私たちがあるネガティブな発想をした時、身体は自然と自分の身体を守ろうとします。自分が脅威に負けないように踏ん張るような状態です。これを生じさせるためには身体の自律神経という神経のうち、交感神経という神経が活発になる必要があります。
交感神経は身体を動かしたり、頭で何かを考えた時に脳の血管を収縮したり、発汗を促進したりする神経です。
つまり、ストレスを「悪いもの」と認知した場合、私たちの身体は交感神経の活動が活発になり、臨戦体制に入るということになります。
この交感神経の活動が一時的であれば身体にとって何も問題にはなりません。しかし、いつもストレスを「悪いもの」と捉える習慣がついてしまうとどうでしょうか。
自分がストレスを感じる度に交感神経が刺激され、いつも身体が頑張っている状態が続くことになります。
とされています。
抵抗期までは、身体は抵抗する力がありますが、その期間(ストレスを感じてから10数日程度)で解決できなかった場合、身体はそのストレスに抵抗できなくなるとしています。
要するに、ストレスによる症状が出てくる可能性が高まりますということになります。
一言で言えば、自律神経失調症なのですが、今のところ個人差が大きいとされています。めまい、蕁麻疹などの身体症状、睡眠障害やうつ傾向などの精神症状などさまざまです。
こうなるとストレスが成長可能性どころの話ではなく、いろんなストレッサーに反応しやすくなり、どんどんストレスを溜め込むループを自分で作っていってしまいます。
身体との関連は、悪いと認識されたストレスが多いと交感神経節というものが人の身体の胸椎周りに多く存在するため、胸椎周辺の筋肉がより緊張しやすくなってしまいます。
胸椎の可動性は様々なスポーツや普段の姿勢で非常に大切な関節のため、他関節にも影響を及ぼしやすく、身体性のパフォーマンスも低下しやすくなります。
こうやって「心の成長可能性」のはずのストレスが身体パフォーマンスの低下を引き起こすきっかけにもなりうるのです。
私たちが社会生活を送る上で「ストレス」は切っても切れないものです。このストレスを前向きに捉えられるか、後向きに捉えてしまうかで人の成長可能性は大きく変化します。
ストレスは1人で考え込まない事が大切なことの1つです。先ずは自分の周りの人に話す習慣づくりから始めてみませんか。みんなそんなに強くないものです。
今週も良い1週間になりますように。
藤井隆太