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2020年5月30日 22:36
しんと静まりかえった長い夜 君はもう夢の中子どもの頃に描いていた理想など程遠くて今の僕に何が残されているんだろう?目がさえてしまう夜の公園でひとり缶コーヒーどれが湯気で溜め息なんだろう?待てど暮らせど同じような毎日続いてゆくつないだ手を自ら離す度胸など僕にはなくでも慣れ合いの時間は虚だどうしてこんなに切ないんだろう?ぼんやりと空が白んできて 目を覚ます鳥たちあんな風に
2020年5月23日 22:04
誰に馬鹿にされようとも そんなこと気にならない小さな希望の歌が この胸に流れているから何の変哲もない単調な毎日だって そう首を傾けてみれば気付く筈さ その輝き「昔は良かったね」と後ずさりするより「でも今が一番だ」と胸を張れる自分でいたい深い悲しみの底で流した涙は いつか咲く花を育てるためのステップその雨の後に天にそっと架かる虹は 世界一綺麗な七色ポケットも鞄の中も空っぽにし
2020年5月16日 21:08
ここのところの君を見ていると何故か胸が苦しくなるよまたちょっと力み過ぎている時々 歓呼(よろこび)を拾って楽しく生きていけりゃいいのにまだもっと先を求めている不完全で無頼漢な僕らはこの深い煩悩を燃料にしながら駆けるしかないだろう今はまだ渋いままの果実もいつかは熟れて甘い実に育つだろうそう信じて共に生きよう流れ星を探しに行こう10代に戻ったような気持ちで青臭く夜空
2020年5月9日 13:40
手を伸ばしても届かない星だと言い聞かせたその手をかざしもせず自分に嘘をついた弱虫の僕はいつも本当の気持ち隠して無難に生きるための近道を探してきたでもね 近道など本当はないんだよねそれを知ったとき真実の旅が始まるあの一番まぶしい星だってきっと昔は数え切れぬほどの涙を流したんだろう流した涙が磨き上げたその光は悲しみの闇をそっと優しく照らしていくよとはいえ時に人は自分の星を見