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【歌詞】さよならブルーバード

しんと静まりかえった長い夜 君はもう夢の中
子どもの頃に描いていた理想など程遠くて
今の僕に何が残されているんだろう?
目がさえてしまう

夜の公園でひとり缶コーヒー
どれが湯気で溜め息なんだろう?
待てど暮らせど同じような毎日
続いてゆく

つないだ手を自ら離す度胸など僕にはなく
でも慣れ合いの時間は虚だ
どうしてこんなに切ないんだろう?

ぼんやりと空が白んできて 目を覚ます鳥たち
あんな風にうまく飛べたら… また夢に逃げこむよ
折り重なる現実の影に埋もれて
息が詰まる

いつの間に冷え切った缶コーヒー
もう溜め息はごまかせないや
忘れ物ばかりの過去にさよならを
言わなくちゃね

つないだ手を離すことが君を救う道なら
もう引き止めることはしないよ
最後のつよがり分かってくれ

疲れた顔が並んでいる冬の通勤電車
窓越しに広がる景色は変わらない街並み
君のいない日々を僕は生きてゆこう
さよなら ありがとう

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