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侍タイムスリッパー

鑑賞:2024年9月@TOHOシネマズ日比谷

親近感とパッションが溢れる作品。

侍が現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてくるという、仕掛けが面白いです。そして主演の山口馬木也さんと脚本がすこぶる良いです。太秦、東映京都撮影所の時代劇のバックグラウンドを強く感じる2時間でした。

これがインディーズ作品ですか。スゴイです。そんなふうに見えません。劇場で見られる機会があれば、是非見に行くことをオススメします。大きなスクリーンで楽しめる、いい映像が撮られています。

音響やテンポが良いのが、素晴らしいです。勝手な余韻で悦に入るようなことが無く、とにかく面白いものを見せたい、作りたいという意欲が伝わってきます。

映画を作るという映画です。面白いので良いのですが、ある種の「中の人」が今の世の中に溢れているなと感じました。中の人を描いた本作。それを面白いと賞賛する観客もまた、なかば中の人感覚を持った人が多いのではないでしょうか。

太秦の思いを詰め込んだエンタメ作品でした。

▲山口馬木也さん出演作。

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