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ミニチュア風写真

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Z fcのインターバル撮影はミニチュア風タイムラプス動画に最適

ミニチュア風タイムラプス動画を作る時にインターバル撮影機能を使いますがこのインターバルの間隔が1秒か0.5秒で結果が全く違います。 特に人が歩いているとインターバルが1秒間隔だと大体2歩先が撮影されて同じ方の足が前に出ています。インターバルが0.5秒間隔であれば1歩ずつ撮影されて違う足が前に出ていてます。この違いがタイムラプス動画にした時に人が滑っているように見えるか歩いている見えるかの違いが表れます。 ミラーレス機のインターバル撮影は各社搭載されていますが0.5秒間隔で撮

スマホをカメラの外部モニター化して撮りやすく - ミニチュア風写真

屋外日中の撮影ではカメラのモニターは見えづらいのでファインダーで確認していますがファインダーの画面は小さいので詳細な部分の確認が難しいことがあります。 カメラ用の外部モニターにつないで確認したいところですが高価ですし機材が増えると持ち運ぶのに苦労します。 SONYのXperiaのスマホでは外部モニターアプリで使えることは知っていましたが今持っているスマホで外部モニター化できれば便利なのに…。 それで今回は手持ちのスマホで外部モニター化する方法を調べてみました。 ビデオキャ

オールドレンズでミニチュア風写真を撮る

以前のnoteで「ミニチュア風写真家がズームレンズしか使わない理由」を書きましたがズームレンズ3本全部持ち歩いて写真を撮るのは重過ぎてさすがに普段使いは厳しいです。 ちょうどオールドレンズで NIKKOR 50mm F1.4 を持っていたのでミニチュア風写真に使えるか試してみたいと思います。 3種類のレンズの50mmで検証今回は3種類のレンズでミニチュア風写真の検証をします。(写真1) SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art NIKKOR

ミニチュア風それともジオラマ風?

僕はミニチュア風写真家と名乗らせて頂いてますが自分の名刺にはミニチュア風写真家と肩書が記されていてその名刺を渡すと「ジオラマっぽく撮っているんですね」とか「あのミニチュア写真家の方ですか?」とまだまだミニチュア風写真という言葉が定着していないようで説明に苦慮しています。 それだけでなく実は最近までInstagramのハッシュタグで #ミニチュア風 と #ジオラマ風 の2つのタグを載せてあいまい検索で発見されやすくしていました。 果たして自分の撮っている写真がミニチュア風なの

α6700のタイムラプスを使ってみた - ミニチュア風写真

以前「ミニチュア風タイムラプスの創り方 - ミニチュア風写真」ではタイムラプスの撮り方を2つ紹介しましたがその中でもうひとつ簡単に録れるα6700のタイムラプス機能があることを紹介しました。 今回はα6700でタイムラプス機能を録る方法を詳しく紹介します。 α6700のタイムラプスとは?ソニーの公式サイトではタイムラプスを以下のように紹介しています。 簡単に言うとインターバル撮影した画像を本体内でタイムラプス動画として生成してくれるという機能です。 これまではインターバ

ミニチュア風写真はAPS-Cカメラで撮れ

大は小を兼ねるという言葉がありますがミニチュア風写真で撮るカメラのセンサーには通用しません。 なぜそう言えるのでしょうか? まずはこちらの写真をご覧ください。(写真1) この写真はSONY α6600にSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Artのレンズで18mmの広角側で撮りました。 上側の両端にケラレが発生しているのが分かりますね。 APS-CセンサーのカメラにAPS-C用のレンズなので普通の写真の場合はケラレは出ないのですがチルトシフトレンズとし

ミニチュア風タイムラプスの創り方 - ミニチュア風写真

ミニチュア風写真を撮ることに慣れてきたら次はミニチュア風タイムラプス動画に挑戦してみましょう。 ミニチュア風タイムラプスの創り方は2つの方法があります。 動画からタイムラプスを作成 インターバル撮影からタイムラプスを作成 撮影の準備どちらの方法でもまずは撮影の準備をします。 撮影場所を決め三脚を立ててカメラが動かないように固定します。 チルト角を調整し画角を決めます。 カメラの設定でISOは基本の100に固定にしシャッタースピードを調整し適正な露出にします。

写真を楽しむ旅の3つのコース - ミニチュア風写真

カメラ片手に街を散歩。 今までは街を見上げながら気軽にシャッターを切っていましたがミニチュア風写真を撮るようになってカメラとの向き合い方が一変してしまいました。 ミニチュア風写真を撮り始めた頃は展望台やビルの高いところがある撮影ポイントを探し必死で撮っていたように思えます。 でもその撮影に慣れて来るとその街や観光地の情報も収集する余裕が出てきて撮影だけでなく旅そのものが楽しくなってきました。 ミニチュア風写真の撮影に限らず写真を楽しむことを是非皆さんにも知っていただきたい

なぜミニチュア風写真を撮るのか?

"Because it's there." この言葉は登山家・ジョージ・マロリーがインタビューで「なぜあなたはエベレストに登るのか?」という質問に対し答えた有名な言葉です。 何ともカッコいい答えです。 僕も「なぜミニチュア風写真を撮るのか?」と質問されたら「撮りたいものがそこにあるから。」なんて答えをしてみたいです。 なぜミニチュア風写真を撮るのか?この質問の答えはとても単純で「楽しいから」なんです。 チルトシフトレンズでカメラのファインダーを覗くと現実の世界とは全く

カメラのモードはマニュアルに - ミニチュア風写真

カメラのモードはオートにしてシャッターボタンを半押ししピントを合わせ撮影する。こんな使い方していませんか? 僕もミニチュア風写真を撮り始めるまでは絞り優先モードで絞り開放にしてその他はカメラ任せのほぼオート撮影をしていました。 ミニチュア風写真で使うレンズのチルトシフトレンズは電子接点のないマニュアルレンズ。 ピント合わせ以外の項目もマニュアルモードで調整して撮影する必要があります。なんだか難して分からないという方もおられるかもしれませんがコツさえ覚えればそれほど難しいもの

ドローンでミニチュア風写真は撮れるのか?

ミニチュア風写真は高いところから撮りますが展望台やビルからの撮影では撮影ポイントに限界があります。もっと色んなポイントからミニチュア風写真を撮れたら良いと思ったことはありませんか? 僕は常に思っています。 ミニチュア風写真の歴史を振り返るとかつてはオリボ・バルビエリは気球等を使って空撮でミニチュア風写真を撮っていました。 空撮…。空撮と言えばドローンでミニチュア風写真出来るんじゃないかと思いついたのです。 実はドローンでミニチュア風写真のことは数年前から構想していました。

ミニチュア風写真をはじめよう - チルトレンズ編

ミニチュア風写真を始めようとしてもチルトシフトレンズが高価で手が出せないと思っている方も多いはずです。僕もそう思っていた一人でした。 チルトシフトアダプタがあることを知ってミニチュア風写真を始めることが出来ましたが今はもっと安価なミラーレス用のチルトレンズが発売されていますので今回はそのレンズをご紹介します。 TTArtisan Tilt 50mm F1.4の紹介TTArtisanは2019年に深センの光学メーカーより誕生した新しいレンズブランドです。ミラーレス用の交換レ

膨大にある写真データの管理方法 - ミニチュア風写真

皆さんはカメラで撮った写真のデータはどのようにしていますか? 必要なデータだけ保存して後は削除している人も多いようです。 僕はこれまで撮ったデータはすべて残しています。 その時は没になった写真でも後になってプリントして作品として使うとき元データを見直して没になった写真から採用し現像しなおすこともありますのでどうしても残しておきたいと思っています。 ミニチュア風写真をはじめてから4年以上になるので撮影した1日のデータを平均して50GB~100GBとしても膨大なデータ量になりま

撮影日時と天気はいつがお薦め? - ミニチュア風写真

撮影日時と天気はいつがお薦めでしょうか? 僕の場合天気が良ければいつでもいいよって答えると思うのでまずはこれまでの作品で日時と天気の情報を写真と共にご覧ください。 天気は晴れから薄曇りがお薦めこれまでの作品の傾向からすると晴れから薄曇りが多いようです。 ミニチュア風写真は快晴の方が良さそうに思えますが快晴だと影が強く写りその影が長くなると現実感が強くなりミニチュア風写真に向かない写真になります。 雲が厚くなり光を通さなくなる位になると写真全体が暗くなり写りにも悪影響を及ぼ