オールドレンズでミニチュア風写真を撮る
以前のnoteで「ミニチュア風写真家がズームレンズしか使わない理由」を書きましたがズームレンズ3本全部持ち歩いて写真を撮るのは重過ぎてさすがに普段使いは厳しいです。
ちょうどオールドレンズで NIKKOR 50mm F1.4 を持っていたのでミニチュア風写真に使えるか試してみたいと思います。
3種類のレンズの50mmで検証
今回は3種類のレンズでミニチュア風写真の検証をします。(写真1)
SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art
NIKKOR 50mm F1.4
TTArtisan Tilt 50mm F1.4
SIGMAとNIKKORはチルトシフトアダプターを装着します。
手持ちのチルトシフトアダプターはEFマウントなのでFマウントをEFマウントに変換するアダプター KF-NFEF を間に取り付けます。(写真2)
SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art
いつものシグマのズームレンズで50mmの焦点距離で絞りはF2.8で撮影しました。
レンズのシャープさを保ちつつフリンジも少なめで安定しています。
1020gの重さとボケ感が普通なところが気になります。
NIKKOR 50mm F1.4
オールドレンズと言えども250gの軽さと小ささでありながらシャープな解像感は驚く写りです。
パープルフリンジが多少ありますが問題ない範囲だと思います。
F1.4の場合露出がちょっとでもオーバーになると白にじみっぽくなりミストフィルターをかけた感じになりました。適正露出でF2.0~2.8位がお勧めです。
TTArtisan Tilt 50mm F1.4
TTArtisanはグリーンフリンジとパープルフリンジが多くその要素で解像感が今一つです。
ボケ感はとろけるようなクリームボケは好印象でした。
メタルフレームなので450gの重さが少し気になります。
オールドレンズでミニチュア風写真
ミニチュア風写真はチルトシフトアダプターを付けてオートフォーカスの機能は使えなくなるのでオールドレンズでも全く問題ありません。
オールドレンズでも曇りやカビ等がなければ写りは通常のレンズと遜色ないので安価にミニチュア風写真を始めることが可能です。
この前直島に行ったときにちょうどこのニッコールを持って行っていたのでそのレンズで撮れたミニチュア風写真の1枚です。(写真13)
このニッコールは250gの軽さなので旅先に持って行っても気にならない重さでカメラショルダーの中の隅に持っていける手軽なレンズでした。
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