見出し画像

スマホをカメラの外部モニター化して撮りやすく - ミニチュア風写真

屋外日中の撮影ではカメラのモニターは見えづらいのでファインダーで確認していますがファインダーの画面は小さいので詳細な部分の確認が難しいことがあります。
カメラ用の外部モニターにつないで確認したいところですが高価ですし機材が増えると持ち運ぶのに苦労します。
SONYのXperiaのスマホでは外部モニターアプリで使えることは知っていましたが今持っているスマホで外部モニター化できれば便利なのに…。

それで今回は手持ちのスマホで外部モニター化する方法を調べてみました。

ビデオキャプチャーボードでHDMIからUSBに変換

ウェブカメラの規格のUVC(USB Video Class)であればUSB接続することでスマホが外部モニター化出来ます。iPadも最新OS iPadOS 17でこのUVC接続が出来るようになりました。(iPhoneは執筆時点では非対応)

UVCはカメラのHDMI出力からビデオキャプチャーボードを使ってUSB変換すればできるのですがこれまで使っていたビデオキャプチャーボードは単体で録画機能も付いていたので大きく持ち運ぶのが面倒でした。

UGREEN HDMI キャプチャーボードはほぼ変換ケーブル並みのコンパクトさと19g弱の軽さでありながらビデオキャプチャー機能がありUVCに変換してくれます。(写真1)
他の中華製のキャプチャーボードにはないデザインの良さも好印象です。

写真1

UVC対応ビューアーアプリ

Androidの場合はnExt Cameraアプリがお奨めです。
UIのデザインも良くシンプルで分かりやすいアプリです。キャプチャーや録画機能もあり無料のアプリで今のところこれ一択と言う感じです。

iPadは執筆時点でCamo Studioアプリのみ正式リリースされています。
このアプリは高機能でOBSアプリのような複雑な編集も可能です。

実際に繋いで使ってみる

スマホをカメラのホットシューの上に配置させたいのでスマホをマウントするリグが必要ですが金属製だと重くスマホを挟むタイプは使いづらいのでプラスチック製の90g弱の軽さでMagSafeの磁力でマウントするリグを購入しました。(写真2)

写真2

MagSafe部分が90度毎にガチャっと回転して結構硬いのでぐらつくことはありません。垂直からカメラ前方向に90度傾けることも可能です。(写真3)

写真3

MagSafeがないスマホでもマグネットリングが付属しているのでケースに直接貼りけて取り付け可能です。ちょっとダサい…。(写真4)
このマグネットリングは非常に強力でマウントすると普通に引っ張っても外れません。横方向にスライドしながらに斜め方向に引っ張るとようやく外れます。

写真4

スマホを取り付けた後キャプチャーボードにHDMIケーブルを繋ぎスマホとカメラのそれぞれの端子に接続します。
今回はマイクロHDMI→HDMIケーブルを使いました。(写真5)

写真5

キャプチャーボードのUSB-C→USB-A変換コネクタが外れない設計で邪魔ですね。(写真6)

写真6

nExt Cameraアプリを起動するとこのように映ります。(写真7 : Nikon Z fcの表示例)
全画面でかつ情報表示もファインダー同様に表示されていて完璧です。

写真7

nExt Cameraの録画機能で録画するとカメラからHDMI出力された映像を撮ることが出来ます。
Nikon Z fcはDISPボタンで表示切替するとファインダー時には上部に表示されていた情報が左右の余白部分に大きく表示する機能がありますね。分かりやすいです。

SONY α6700にチルトシフトアダプターを取り付けてミニチュア風写真を撮る時もスマホでモニターするとピント合わせがとても簡単になりました。
三脚を使ってじっくりミニチュア風写真を撮りたい時に活躍できそうです。

iPadはCamo Studioをインストールし接続テストしてみて問題なく表示出来ました。(写真8)
カメラモニターとして使うにはここまで大きい画面は必要がないと思ったので接続テストのみにしました。将来iPhoneでUVC機能が使えるようになれば実戦してみたいと思います。

写真8

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?