ホテルサービス その419 - ワインの旅 -
正月の目出度お節料理にはめでたいシャンパンで乾杯された方は多いと思います🥂
シャンパン産地はフランスのシャンパーニュであり🍾そもそもワインのメッカはフランス🇫🇷
半ば強引なワインフランスの話へ事は進む(^^)
日本と比べ現地で味わうワインの美味さは格別だと表現される方は少なくない。
その反面ワインは瓶詰めコルク封印でしょ!
だったらフランス本国と日本で飲むその味は変わらないのではないのかな?
この様に思われる方も多いのは頷ける。
ところがワイン輸入経路が船便なのか航空便なのかによってワインボトル内の味に変化は出てしまうのは世間が知らない事実なのです。
まずは船便🚢
フランスの主要な港より南下を始めスエズ運河を通り赤道近くを1週間かけ通過する。
ここで赤道直下の高温にてダメージを与えられ日本へは5週間かかり港へ着きます。
まぁ輸送にリーファーコンテナ(定温貯蔵)を使っていて安心ではあるのだけど!
廉価版ワインはドライコンテナ利用のため影響受け易くコンテナひとつに数十本は熱のため瓶内ワインが膨張して噴き出た跡が見られます。
他にも日本の港に荷上げされ🚢ひと月そのまま港に放置される場合も稀にある。
それは劣化を意味するので購入時には数本キャップシール周りをチェックすれば分かる。
この辺りを並べ液面が均一だったらどのワインも正常ですが!もしも上下のバラツキある場合は酸化してるので買うのは止めるに尽きる。
次に飛行機による空輸便✈️
フランスより数十時間でユーラシア大陸を横断して日本へ届く便だと13時間前後でしょうか?
もっとも最短で影響なく本国と同じ品質で運ばれていると考えられるのだが!だが!だが!!
高い空の上を飛べば直射日光や薄い大気越しに宇宙線と放射線を十数時間浴びてしまう。
なのでフランス国内で飲むよりは海路にしても空路にしても何らかのダメージは避けられないのが輸入ワインの宿命なんです。
例え銘柄ヴィンテージは同じでもフランスで飲んだワインと日本では味が異なる!
それが判る貴方は立派な飲むリエ🍷ですね🤭
ちなみに私はすぐに分かります。
よって飲食の本味と時間を愉しむには現地へ足を運ぶことしか最適な手段はないということ。
活性化している世界交流🌏どの国へ行っても一番の楽しみは飲食 🍾 🍽 に違いない(^^)
近年日本産の純粋ワインはボルドーに負けない質の高さで本物のワインを愉しめます。
と言うこともあり舶来物伝説はやめましょう!
à votre santé et bon appétit.
(健康に乾杯🥂そして召し上がれ)
元ソムリエ🍾今は飲むリエ🍷の蘊蓄。
明日は琉球芋下について…
書いて参ります✍️
HOTEL DIRECTOR