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映画『トラペジウム』鑑賞録

 CM等で見知りはしていたものの観に行く気が全くなかった映画『トラペジウム』を観に行くキッカケになったのは、Xでのとあるdisりポストを目にしたことだった。

 作品タイトルは書かれていなかったが、追っかけてる推しの関与したそれが自分の眼鏡にかなわなかったとのことで、<推し愛の行動としては“disってよいあとしまつ”のように公言してdisるべきか我慢して触れないべきかどちらが正解なのか悩んでいる>的なことを記されていた。その物言いにかなりカチンときつつも、当該作がどのような話で一体全体どんな出来だったのか?と気になった。

 スレを辿る中で高山一実さんのお名前が浮上したので検索してみたところ、公開日当日の『トラペジウム』に行き当たり、これなのではと当たりをつけた。見当違いだったときはそれはそれで一興と翌日の公開2日目に観に行った。

 大当たりでした。これが駄作だと??純金インゴットやないか!!傑作。素晴らしかった。

 観てきた私個人の感想。

事前に“東さん以外の登場人物描写が薄っぺらい”との評価を目にしてたが、評者自身が当に中盤過ぎまでの東さんと同じ視点で視ているのだろうなと感じた。この映画をクソだと思う心境は舌打ちする東さんの心境に重なる構図に感じた。秀逸。
 彼女たちが薄っぺらく見えてるとしたら、見てる当人自身が彼女らをそれこそ記号としてしか見ていないからなのではないか?と自らを疑ってみてもいいかもしれない。

初鑑賞 2024/5/11




2回目鑑賞後の感想














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