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効果があるにもほどがある、わたしがリスキリングを進められた秘訣

こんにちは、人材育成コンサルタントの柏倉です。
 
リスキリングの課題は、会社主導であれ個人主導であれ、どのテーマで、どの方法論・ツールを選ぶかが最大の課題です。以前こちらの記事でも書きました。

リスキリング最大の課題をわたしはどのように克服したか。今日はそのことについて書きたいと思います。 



リスキリング成功の秘訣

リスキリングの最大の課題は、テーマ・ツール選びにあります。それでは私はどのようにその最大の課題を解決したのか。1年以上リスキリングに取り組んでみて、これが成功の秘訣ではないか、ということが見えてきました。

その答えは、もったいぶればぶるほどがっかりされるぐらいシンプルです。

それは。

知っている人に教えてもらう。

これです。

人材育成コンサルタント風にいえば、一番の成功の秘訣はコーチをつけること。次に良い方法が思いつかないぐらい、これにつきます。

リスキリングの膨大な選択肢の中から自分に合ったテーマ・ツールを選ぶためにコーチは、「あったらいいな」とかいうレベルじゃなく、必須でしょう。
 
わたしは人材育成コンサルタントとしてふだんはコーチングを行う側なのですが、久しぶりにコーチングを受ける側に回り、改めてコーチングのありがたさを再認識しました。

特に情報が多すぎて何をやったらよいかわからない、かといって短期的にはやらなくてはいけないわけではない、というリスキリングにおいて、コーチからの視野を広げる拡大質問、行動を促す挑戦、実践的な支援は、この一年間リスキリングを進める上での欠くことのできない原動力となりました。

リスキリング・コーチを選ぶポイント

それではどのようにして自分に合ったコーチを探せばよいのでしょうか。コーチングは目的により、コーチを選ぶポイントが変わります。

わたし個人の限られた経験をもとにですが、リスキリングのコーチを選ぶポイントについて考えてみました。 

リスキリング・コーチ選びのポイント1: デジタル・リテラシー

リスキリングとは何かについて、いろんな意見はあると思いますが、わたしは「未来への対応」だと考えています。

リスキリングを進める上でデジタルは必ず関係してくるので、コーチのデジタル・リテラシーは最も重要な要件でしょう。

特に自分の興味がある領域だけでなく、できれば幅広いテクノロジーの知見があると尚のこと良いでしょう。


リスキリング・コーチ選びのポイント2: コーチングの方法

対面、Zoom、電話、メールなど、どのようにコーチングを受けたいかの方法も、コーチ選びでは重要です。

デジタル・テクノロジーを学ぶのですから、パソコンやモバイルは必要と思いますが、画面みながら細かく教わる必要があるテーマなのか、ピンポイントのアドバイスで済むのか、コーチングが定期的に必要なのか、不定期で済むのかなど、どのような方法が望ましいかも、コーチ選びに関わります。

コーチとコーチィの信頼関係を頼りに個人の内面に深く潜っていくパーソナル・コーチングとは異なり、リスキリング目的のコーチングは、必要なタイミングで必要なサポートを得られるタイムリーさが重要となります。

そのため効率重視の方法が望ましいでしょう。対面にこだわらなくてよいだけでなく、定期的なオンライン・セッションも場合によってはあまり必要なく、チャットでも十分役にたったりします。

 

リスキリング・コーチ選びのポイント3: コーチとの相性

コーチとコーチィの属性(年齢・性別・専門など)による効果の研究は様々ありますが、共感や具体性を求めるのであれば似たような属性、新しいアイデアや異なる考え方を求めるのであれば異なる属性が望ましいといわれています。

リスキリングは未来への対応ということを考えると、基本的には異なる属性がおすすめといえます。デジタルはスキルだけでなくその背景にあるマインドセットやカルチャーの理解の重要なので、特に年齢は自分よりも若いほうがよいでしょう。

属性はできるだけ異なり、芯にもつ価値観(何を大切にするか)はできるだけ似ている、というのが理想的なコーチとの相性ではないでしょうか。

 

リスキリングの成否を決めるのは

これらを踏まえて、これから会社主導でリスキリングに進めるときに気を付けるべきことは何でしょうか。

もしコーチが成功の秘訣だとすれば、リスキリングを進める対象者にコーチをつけるためのプラットフォームが重要になるのではないでしょうか。

コーチングがこれだけパワフルなので、デジタル技術を駆使することでコーチングを大規模展開するデジタル・コーチング・プラットフォームの活用が広がっているのも納得です。

たとえばこんな会社。

会社主導でリスキリングを真剣に進めようとするならば、多くの社員にコーチングを提供するプラットフォームの導入を検討すべきでしょう。

個人主導でリスキリングを進めようとしているみなさんに必要なのは何か。

それは素敵なご縁ではないでしょうか 。

リスキリングをこれから個人主導で始める方には素敵なコーチとのご縁がありますよすように。
 
今回も最後まで読んで頂きありがとうございます!

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