大三合会局(つづきと仮説)
昨年の秋に、大三合会局、というタイトルでテーマを書きました。
大三合会局というワードは、算命学の中の『位相法』のさらに特殊な条件として出てくるものであり
ただでさえまだニッチな算命学なのに、その中でもっとマニアックなワードです。
にも関わらず閲覧数が多いのです。
そこで、ご期待に応えたく、あれから考えたことを含めた続きを書いてみることにしました。
※理論の内容は、算命学を学んでいる方の中級者以上向けです。
ですが、わからない方向けに最後にAIによる要約を載せてますのでイメージを掴んでいただけたらと思います。
まず簡単に申し上げると
⚫︎干支暦といって、暦には年月日にそれぞれ
たとえば甲辰、戊辰、戊午といったように、十干十二支いう符号がつく。生まれた日のその符号が、その人の宿命(人生の設計図)のベースとなる(カレンダーに書いてあるきのえ うま や かのと い がそれにあたります)。
⚫︎たとえば年月日の十二支の組み合わせにおいて申子辰や寅午戌などを持ち合わせると『三合会局』といい、一般にとても恵まれた人生になりやすいと言われる。
⚫︎↑に加えて、さらに年月日の組み合わせが戊申、戊子、戊辰のように上の十干まで揃うと『大三合会局』といい、さらに恵まれた組み合わせとなる。
⚫︎この組み合わせになる日は10年のうちでも数日しかないのでレア。また、この組み合わせの日に生まれた著名人は最近は少ない。
つまり、この組み合わせに生まれて活躍する方は結構レアらしい、、、、ということです。
さて、ここからが本題です。 あくまで私の仮説となります。
もし大三合会局の日に生まれた人はどのような個性となるか。
まとめると
①天干が同じなので天干一気格(天干の五行が全て同じ)となる。つまり思考が一つに偏りやすい。そして陽占の北方南方は必ず貫索星となる(マイペース、自立した性格となる)
②地支も木局、火局というように化けるので、地支一気格の要素もはいる。つまり行動の行動傾向まで偏りやすい。
③もし変化後の地支と天干が同じ五行ならば、『一気格』となり(つまり陰占六文字の中に五行が一種類しかない)、とても偏った個性の人となる。十二大従星は必ず身強が入る。そもそもたとえ一気格にならずとも、天干、地支がそれぞれ一気格ゆえに『天将星』クラスのエネルギーをもつ。
④にも関わらず、宇宙盤の描く三角は最大の正三角形となる。つまり、陰占陽占ではものすごく偏った個性になりながらも、宇宙盤でみるなら生きる世界のスケールは大きく、ジェネラリスト、多方面の人やものと付き合う(付き合いたい)という矛盾が生じる。
⑤また、先天的に恵まれている(努力を比較しなくてもスムーズに生きれる)分、困難に遭遇した時に乗り越えられるかが最大の課題となる。
ポイントとなるのは④と⑤、つまり一見恵まれているように見えて矛盾や課題はあるようだということです。
ただし、矛盾や課題のない宿命をもつ人間なんてそもそもいませんし、自分の宿命を知ることで運命の改良は可能となります(もしかしたら小泉さんも宿命を踏まえて家から教育されてきたのかもしれません)。
結論としては、大三合会局だからといって必ずしも恵まれているとは限らないし、鑑定師としては(当たり前ですが)もしその宿命の方よりご相談を受けたとて、1人の人間として葛藤や悩みに寄り添って差し上げることではないかと思います。
どんな宿命であれ、人は生まれる前にそのような経験(楽しみも悲しみも)をしたいからその宿命(設計図)を選んで生まれてくる、とこの学問では習います。算命学あるいは占術に触れ、自身の生まれてきた意味を知ること、そればかりに執われてもいけませんが、それにより、きっと何か見えて来るかもしれませんね。
※私個人の仮説ですし、流派により違いがあるかもしれません。算命学者の方でもしご意見などあられましたら、コメントにいただけますと幸いです。
⚫︎AIによる要約⚫︎
算命学の中でもニッチな分野である大三合会局について続きを書いたいと思います。
大三合会局は非常に恵まれた組み合わせであり、一気格の特徴や一気格以外にもある特徴が現れることを説明します。
しかし、恵まれた組み合わせである一方で、独特な個性や課題も抱えることもあります。大三合会局があるからといって必ずしも恵まれているわけではありませんが、それぞれの宿命に寄り添いながら、人間としての葛藤や悩みに向き合っていくことが重要です。
生まれてきた意味を知ることは、何か新しい発見をもたらすかもしれません。算命学者の方々からのご意見もお待ちしています。