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人事部長その22〜上司は辛いよ〜

過去、僕が接してきた人たちを紹介する。
僕の元上司もいれば、他部署の上長もいる。
良くも悪くも個性にあふれる面々だ。
僕は彼らのいろいろなところを見て
今の自分の糧にしている。

彼らをとてもフラットに表現したつもりだが
僕は彼らを尊敬している。
いや、正確に言えば、
尊敬できる突出した部分がある
パーソナリティの持ち主だ。
どんな人であるか紹介しよう。

事業部長A

2年前まで営業部門の事業部長だった彼女は
ひとりの手腕でしっかり計画を立てて
それを必ず実行するタイプ。
感情的で、発信はするが人の話は聞かない。
部下への指示は投げるが、部下からは拾わない。
怖がられていることに本人は気付かない。
だが指示されたことは、新人までしっかり
統制されて行き渡っていた。
誰も逆らえないが、本人は部下の本心が
まさか自分のことを嫌っているとは思っていない。
聞く力はないが、発信力の高さは真似できない。


事業部長B

計画を立てるというよりも、あちこちで起こる
問題の解決に時間を取られる。
寡黙で、人の話も聞くがどこか頑固。
部下への指示はするが、どこか舐められてしまう。
一生懸命だが、部下から信用されてないとは
思っていない。
故に指示したことに対して、浸透もしなければ
部下たちの不満が大きい。
部署の統制はどちらかというととれていない。
が、まじめにコツコツ積み重ねて
決してサボらずに真面目に頑張っている。


事業部長C

基本的に行動する根拠となるのは 
社長の発言によって決まってくる。
世話好きでひとの面倒はよく見るし
仕事を部下へふるのも得意だ。
おしゃべり好きで仕入れたネタは
あちこちに言ってしまう。
正義感が強く、社長に部下が
怒られることをなるべく避けるように動く。
反面、部下の手柄を奪っていることには
気づいていない。
指示は部下にさせて浸透はするが、
本人は根本のところで信頼はされていない。
その持ち前の人を巻き込むキャラクターで
皆で協力して仕事を達成する力がある。


事業部長D

基本的に熱い気持ちの持ち主で
口数が少なく背中で見せるタイプ。
本来の優しさは時々垣間見えるが
自分の筋道と違うことには感情的で
その時のアンガーマネジメントは苦手。
故に周りは怒らせないように慎重に
コミュニケーションをとる。
口でではなく、自分の行動で見せるので
ひとりで作業している時に
周りが手伝ってよいのか分からなくなる。
が、周りの行動を見て、その気持ちを拾うタイプなので
中途半端な気持ちの部下を許せない。
ただ、筋を通して自分の責任はしっかり全うする
ので、一定の信頼はある。

執行役員E

その方のキャラクターに
周りは常に気遣いをして
常に先回りをして行動しなければならない。
忖度を嫌い、間違っていることを
社長にもはっきり発言をする。
故に、波風を立てたくない人には
煙たがられるが、泣き寝入りしそうな
社員を救ったりする正義感がある。
目的を確認したり、客観視する力もありながら
アドバイスは的確だが
共有はするが、事の実行自体は部下に任せてくる。
部下が上司に動いてほしいところでも
なかなか動いてくれずアドバイスばかり
熱心に伝えられることが多くあった。
意見は聞いてくれるが、本音をいうと
絶対に怒られることが分かるタイプ。

以上、5名の方々を紹介しました。

まぁ世の中にはいろいろな上司がいて
いろいろな見方や解釈があるだろう。
9割嫌いだが、1割は無茶苦茶尊敬してる!
なんて方もこの中にはいる。
そんな自分も誰かに勝手に評価され
もしかしたら酷評されているかもしれない笑。

でもほんの少しでも周りの方々に
尊敬できる部分を発見すると
理想を求めすぎず、現実的に
自分の事も見つめることができる。

他人の事はいろいろ見えるし言いたくなるものです。
が、いろいろな人のいろいろな尊敬できる部分を
自分なりに取捨選択しながら
ハイブリッドな上司になっていきたいと
思っている。

皆様もご自分の周りの方々を
ちょっと分析してみてはいかがでしょうか。

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