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読書記録|百田尚樹『百田尚樹の日本国憲法』
読了日:2021年5月25日
改憲についての話になると、アレルギーのように途端に熱を帯びてガーガー!となる人が多いが、戦後78年も経過した今、根本から見直す時期にきてると私は思う。
何しろ、今の憲法は終戦後、ダグラス・マッカーサー率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の統治下の元で作られた憲法だからだ。
各地域の神社の創建や日本の文化に特化したブログを書いているが、記事を書く際に様々なことを調べると、日本の神道や皇室に対するGHQ(基、アメリカか)の毛嫌いぶりが頻繁に感ぜられる。なぜそこまで排除しようとするのか。
アメリカを代表とする諸国が、どのようにして”日本を大人しくさせるか”を入念に考えた結果、あのような憲法になったのだ。
確かに、現代でもありがたい機能を果たしている条項はあるが、英文を日本語訳したものというのもあるせいか、如何せん表現が微妙にわかりにくくもなっているように感じる。
昭和から平成、そして令和とこれだけ時を経ていれば”時代”も大きく変わっていて、世界との関わり方も変わっていている今、ここで一度、憲法を全体的に見直す機会を設けてもいいように思う。
日本以外の諸国では、時代と時勢に合わせて憲法を作り変えたり補足したりすることはよくある。(世界から見たら日本が異質なのだそう)
ソーシャルメディアを駆使した共産党やそれに連なる党のプロパガンダ(反対を唱えだしたのは、この界隈だということを知らない人が多い)にただ導かれて、デュープスになるのではなく、きちんと議論を公にすることに意義があると思う。
その議論すらさせようとしない勢力もあって、これでは改憲するもしないも決着がつかず、問題が宙ぶらりんのままなのだ。
『百田尚樹の日本国憲法』は2021年の書籍であるが、日本国憲法というものについて思考を巡らせる一つのキッカケになると思う。