生鮮やさいに手が出にくいのでストックしておいた冷凍のものをつかう
はじめに
あらかた予想どおりといっていい。野菜が半端なく高い。数か月前の例年以上のあたたかさとそのあとの雨つづきの気候。やさいづくりをしているとよくわかるが4月末から連休明けの頃は例年端境期になる。今シーズンはその傾向が極端に出てしまい、供給不足。その対策をふだんあまりしない方法ですすめていた。
きょうはそんな話。
例年以上
ことしの春は暖かかった。ほぼ毎日のようにいつもより気温が高かった。やさいづくりをしていた頃はこういうときは育ちがよく予想していた日よりもはやく販売所に出荷できていた。
はしりなので高値をつけても売れる。春のおとずれを味覚でしりたい人々にとってはやはり待ち遠しいもの。もっぱら露地でつくるにしてもすこしでもはやくできるようにさまざまくふうしてつくっていた。
ところがやさいづくりをやめて街に出たいまはつくる側から買う立場に。毎週、店にむかい処分品のコーナーのまえでため息が出る。それとともに、この「つくりにくい」時期にやさいづくりに精を出すヒトビトにあたまが下がる。
それぞれで
それにしても春キャベツがこんな値をつけたのは見たことがない。その一方でどうにか例年なみのきゅうりや、春先にはとても手がでなかったトマトなどはそれなりの価格にもどりそのまま推移している。
気候の影響をそれほど受けずに育ったのか、それともあまりのあたたかさに早くできてつぎの作がたまたまこの時期に出荷をむかえられたのかさだかではない。それでもなんとか代替しそう。
つくっていたときも何段階かにわけてたねをまいたり苗をそだてたりしていた。これだけ「平年なみ」という基準があてにならないなかで、そのうちのどれが「当たる」かつくってみないとわからない。
買う立場で
それでも毎日やさいなくしては生きられない。もちろんセール品の処分されるタイミングをのがさずいかそうとするが、その価格ですらふだんの店にならぶ標準的な価格。やさいの鮮度保持の経験を活かせるにしてもやむなくあきらめてしまう。その一方でこのやさいの高値はあらかた予想ができた。わたしにはめずらしい。
そこでどうしたか。生活防衛のためやむなくふだんはしないことをした。それは冷凍やさいの活用。ほうれんそう、さやいんげん、スイートコーンなど緑黄色野菜を中心に冷凍品をストック。これらを安いタイミングですこしずつ購入して冷凍庫のすきま埋めに活用しつつ購入。冷凍庫は冷蔵室とちがいすきまなくつめるほうが冷凍の効率や温度維持にいいとされている。
このところ冷凍技術の進歩もあって解凍後のやさいの質がいいと感じるし、おいしい。高値の時期をのりこえるにはしかたない。
おわりに
もうすこしここに長く住むならばベランダを活用して袋栽培などもできるのだが、ここは一時期住むだけの居場所とかんがえているためそれは断念。いずれはすこしでも家まわりで以前のようにやさいがつくれるところに住めれば理想的だなと思っている。
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