賃貸にせっかく住むのだから図書館で本をかりるほうへと一気にシフトさせたい
はじめに
本を減らしていたつもりが…と記した。
その反省をもとに先月から近所にある図書館で本を借りる方へと変えつつある。これならばもはや部屋での本の増殖はないはず。
きょうはそんな話。
開館日に
ヒトの一生をかりに80年としてそのうちものごころつき、みずからの意志と資本で自由に本が買えるようになり60年、しかもそのうち3分の1は睡眠中。のこり40年のうち労働や何やかやが半分だとすると、たかだか目ざめてつかえるのはどのくらいだろう。ヒトによってその時間をどうつかうかはまかされている。
さて、話はいきなり変わり歩いてすぐのところに図書館がある。ここはふるくてせまいながらも本がびっしり。かといって新刊がないわけではない。行けばほぼ新刊を目にできる。本屋とはくらべものにはならないにしてもそれなりに目をとおしたい本があふれている。休日には運動をかねて気ままに歩いて向かう。
借りる本
かならず図書館カードを携え、空のリュックを背負う。図書館にむかいかりる本を入れるのと、ついでに途中のスーパーに立ち寄りたべものを買いたいから。賃貸に住むにあたりもっとこの土地の利便性を使わないともったいない。そう思い、図書館を使うことを思い至った。
本が部屋に増えていくのはさらに移り住む際にわずらわしい。図書館で貸借すれば部屋は片づいたままでありつづける、はず。歩くのもからだにいい。
いいことづくめではないか。何で1年あまりそれに気づけなかったのか。すこしはなれた場所にはべつの公民館図書館もあり、そちらにはちがう本がある。しかも新興住宅地でこの施設はあたらしい。そこまで歩いてむかうのはそれなりに時間がかかるがそれはそれでいい。道すがらこの地の道や店を知るのはそれはそれでたのしい。
1冊にあてる時間
本を借りてそれらに時間を充てる。その確保がいちばん悩ましい。したいことはほかにもあるし平日はしごとで手いっぱい。それでもひょんなことから空き時間ができる。病院の待ち時間など本を読むにはまさにうってつけ。そんなときにしっかり本をたずさえているかどうか。たいていそんなときにかぎって手ごろな本を持ち合わせていない。
家を出るときに待ち時間がありそうなときにかぎって適当な軽めの本などなく、やむなく専門のこみいった新書版の本などをカバンに入れてしまう。それでろくすっぽ読まないでそのまま持ち帰る。そんな経験をもとに借りる本をなくさないように汚さないように持ち歩く。そんなすきま時間を埋めるかたちで読書する。
1冊にかける時間
そしてそんなすきま時間をよせあつめて読書するので、どうしても斜め読みになる。場合によっては15分、長いものでも30分ぐらいか。もっとくりかえし読みたい、じっくり目を通したいときには図書館に出向いて借用の延長を願い出る。これができるおかげでなんとか読了。
こうしてなんども借り直す本は自分にとってけっこうだいじな情報や示唆を与えてくれる。それはエッセイでも小説でも紀行文でもおなじ。
おわりに
図書館を利用するようになり、まえより時間を活用できている気がする。自分で買ってしまうといつでも読めると安心してしまい、かえって読まずじまいになりかねない。もちろんまとまった時間があるとそんな本に目をとおすが、たいていもっと早くに読んでおけばよかったとなりかねないのはいつものこと。
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