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ガーデニング・農作業の備忘録

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わたし自身が忘れないための庭の果樹やハーブ、草花の育て方、畑の作り方など。あくまでも自分本位なメモ。
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#種まき

ふつうは人力でやらないほどもっともたくさんの数の種子を蒔いた日のことを思い返してみる

(2024.3.25加筆) はじめに 6年ほどはたけをつかいやさいづくりをした経験のなかからもっともたくさんやったことのいくつかが思いうかぶ。そのうちのひとつについて。 おそらくお読みいただくとあきれられると思う。もちろんひろいはたけをお持ちのかたにはおすすめしない方法。 きょうはそんな話。 (タイトル写真はその当時の麦秋のようす) 麦まきのはたけ 地理で習った方もおいでだろう。せかいをながめると冬に麦がつくれる比較的温暖な土地と、春あたたかくならないとつくれないと

やさいのたねまきと苗の水まきを年中つづけられるたのしさ

はじめに やさいづくりをしていたころ、玄関先の軒下で苗をそだてていた。ここは適度に陽があたり風のとおりがいい。陽あたりと水やり、そして適度な風。これがそろうとよく育つ。 この場所ならば日々何度か出入りするのでそのついでに水やりできる。何年ものあいだとぎれることなくその習慣をつづけられる。 きょうはそんな話。 やさいをつくるには 基本的に苗を買わない。いずれも可能なかぎり種子を購入して蒔くところからはじめる。やさいをそだてるにはいい苗さえそだてられればさほどそのあとはむ

雪まじりの寒さのなかでかぶが発芽

はじめに こちらも8年まえの記録から。春にもかろうじてとう立ちするまえに収穫までこぎつけるアブラナ科のやさいがある。そのうちわたしのすきなのはかぶ。 これについて記したものがみつかったので、いずれ栽培するときのためにnoteに残しておく。ほぼ原文のまま。 さむさのなかで 寒さのなかで畑Bでかぶが発芽しました。このところはげしい雨や雪、風のなかでどうにか発芽しました。ながれてしまわぬようにねんのためビニールをかぶせて重石をのせておいたのですが、ビニールの1枚は遠くまで飛ん

みかん畑にあがる、縁側で苗をそだてる:まもなく春をむかえるころ

(2024.2.5加筆) はじめに かろうじてのこるはっさくとあまなつの果実を収穫するのにみかん畑にあがった。すでにおとなりの白梅は満開。うちのしだれの桃色の梅は5分咲きで一番の見ごろを迎えている。つぼみの丸いふくらみがかわいらしい。 つい先日、正月だったのに。もう2月。まわりをみわたすと春の足音が聞こえてくる。 きょうはこんな話。 白梅が満開 ことしの梅などの花の時期は例年とちがいをさほど感じないが、1月の気温はあがったりさがったり極端。ぽかぽかな日があった翌日には

にんじんの種まきに適した時期と季節の変化との関係はよくできたものだと納得した

はじめに これも7年まえのやさいづくりをさかんやっていたなかでの気づき。こうした季節の変わりめに数日おきに雨のやってくる時期に種まき(この場合、はたけへのじかまき)をする。 これを知ってから数日間の天気予報と山の天気の変化を注意深くみつめるようになり、よぶんな水まきのてまいらずで発芽率が向上。そのようすをnoteにのこしておく。 きょうはそんな話。 にんじんの種まき 畑Bに朝7時に上がるとまだ地面がわずかに凍っていた。だんどりよく農作業をすすめるには夜のあける6時まえ

キウイフルーツの種子をあつめて種まきしてみた

はじめに 種子をみつけたら何でも蒔いてみないと気がすまない。あるくだものの種子に目をむけたのは3年まえのちょうどこの時期だった。さっそく蒔いてみようと作業を開始した。 きょうはそんな話。 キウイフルーツを食べながら 12月にふと思いたち、市販のキウイフルーツから種子をあつめた。播き床は納豆の入っていたプラ容器。これがちょうどいい。そこにぬれたティッシュを置き、そのうえに種子を蒔いた。たいへん小さくあつかいにくい。かるくビニール袋をかぶせて縁側の陽だまりにしばらく置いた。

やさいづくり備忘録:春作のたねまきの状況報告

はじめに 2日まえに、4年まえまで行っていた春のやさいづくりにむけた真冬の1月の種まきのようすを記した。もちろんはじめてつくる方にはおすすめしない極寒のたねまき。春の桜の咲くころに蒔くほうがあきらかに失敗しにくい。あくまでも販売用の作物の苗づくりのつもりで参考程度にお読みいただければ。 その年春のたねまきのの4月時点での結果は…。 きょうはそんな話。 2月~3月に蒔いて この年の3月いっぱいまでてもちの春まき種子をまき、種いもを植えつけ、株わけをした。4月時点での途中

ちょうどこれからは栽培計画をたてて年明けすぐの播種(種まき)にむけてはたけの準備と種子を発注

はじめに 先週以来の農業の備忘録。過去の日記からふりかえる。なにごともこうしておかないといざ再開というときに、さあなにからはじめようかととまどってしまいかねない。 これからしばらくの時期は年明けから何をつくるかの算段。それにははたけの準備と種子がないとはじまらない。もちろん在来の地のやさいなどは種子を売っていないので自家採種できるものはやっていた。それ以外は市販の種子をとりよせる。 きょうはそんな話。 15~20種ほどの種まき 例年、この1週間から10日ほどは種まきの

庭さきでつくれるやさいたち:苗床をつかった種まきでしっかり苗によるたまねぎづくり

(2023.11.6,11.13加筆) はじめに 農業をやめたので、家庭菜園で再開するときにそなえて備忘録をつくっている。ようやくたまねぎの出番。 いまこの時期は苗床でできたたまねぎ苗を畝へ定植する時期。最近はもっぱら市販たまねぎ苗がこのタイミングで売られている。マルチをして穴をあけたところへ苗を定植するのが常法。もちろん庭さきならばじかに植えつけて追肥する方法でもかまわない。 たまねぎは代表的な常備菜のひとつ。さまざまな料理に使えるのでつくれたら重宝する。上記の市販の

梅雨どきのある日のミディトマトの生産と販売について

はじめに ふと7年まえをふりかえりたくなった。どんな生活・しごとをしていたのか。なかでもトマトを中心にやさいをつくり販売所に出荷していたころ。 作物の生育にあわせて1日がすぎていた。そんなある1日のようすをそのまま紹介。いまふりかえると感慨深いし、いまならもうやれないなあとつくづくおもう。 きょうはそんな話。 朝おきて 7年前の6月の下旬のある日をふりかえる。すでに1月中旬には保温したトレイへの種まきとどうじに畑を天地がえししてのざらしにして害虫のたまごなどをかえらない

種まき・栽培のタイミング!リスクを下げ、ハイリターンをねらうには

はじめに  季節はいつのまにか秋。庭や畑の草花が冬の準備にはいります。お庭やはたけでこれからやさいをつくるのはどうでしょう。みじかな場所で食べるものがそだつようすを目にするのは、日ごろ食べているものがこんなふうにできるのかとあらためて見直すきっかけにもなります。くつろぎの場にも。 いまは西日本であれば種まきの適期。種まきと栽培に関して、なるべくわかりやすくみなさまにお知らせします。東日本の方々はビニル保温など方法によってはギリギリの方もいらっしゃいますが、基本のまき方は春ま

たべたビワのたねを蒔いてみた:気長な15年の顛末記

はじめに みごとな茂木ビワを知人からいただいたのはたしか15年前だったはず、季節は4月ごろと思います。 おいしかったので種子を庭のいたるところにぱらぱらと蒔いておきました。それこそ「鬼は外」をするようにです。あいかわらずわたしにはよくありがちな行動。 やがて忘れた頃にあちらこちらにビワが芽をふきました。それ以降の顛末記。 ヒント:写真のビワを食べながらこの記事は4月に書きました。 まずは先達に… 先日の記事のアボカド同様、ネットで検索するとビワをけっこう育てていらっし